賃貸の引越し ~賃貸物件の探し方~
賃貸物件の最大の魅力は自由度の高さです。「理想の家」はライフスタイルと共に変化していきます。転勤や出産・親との同居・介護など、ライフイベントに合わせて臨機応変に住まいを変えることができるのは賃貸ならではのメリットです。また、不況時のリストラや給与削減など不測の事態があっても、賃貸なら賃料の低い物件に引っ越すことでカバーすることができます。賃貸物件に住むことは家計管理のリスクヘッジとしても有効な手段のひとつになるのです。今回は「賃貸の引っ越し」で役立つ物件の探し方や内見時の注意点、引っ越し費用を安く済ませる方法などを詳しく見ていきましょう。
賃貸物件の探し方
理想の賃貸物件に出会うためには、まず自分がどんな家に住みたいのかを明確にすることが大切です。家賃、間取り、住むエリアはもちろんのこと、「お風呂の追い炊き機能がほしい」「床暖房が良い」「防犯面を考慮して2階以上が良い」など自分の要望を細かくリストアップして、それぞれの優先順位を確認してみてください。この作業をおこなうことで、理想の物件に出会える可能性がぐっと高まります。
賃貸物件探しポイント 賃貸物件の種類をチェック!
一般的な賃貸物件は、不動産会社の仲介で大家さんと契約を結び、毎月家賃を支払って物件を借りますが、その他にもさまざまな形の賃貸物件があります。
分譲賃貸タイプ
もともと販売用に立てられた物件で購入者が転勤などを理由に住めなくなった場合や分譲マンションで売れ残った場合にが賃貸として貸し出されるケースが一般的です。賃貸用の物件と比較して、耐震性や機能性に優れている場合が多く、ハイグレードな仕様が魅力。メリットは多いですが、「定期借家契約」には注意が必要です。
定期借家とは?
分譲タイプの賃貸物件では定期借家契約で契約期間を定めているケースが多くあります。賃貸物件の情報に「定期借家2年」「定期借家4年」などの表記がある場合は、基本的にその期間が過ぎると退去しなければならないので、注意しましょう。
UR賃貸住宅
以前は「公団」と呼ばれていましたが、名称が変更され、UR賃貸住宅になりました。公団というと「安かろう悪かろう」というイメージでしたが、現在はタワーマンションや分譲マンションなど都心を中心にハイグレードな物件が増えています。また、URの賃貸物件には「礼金なし」「仲介手数料なし」「更新料なし」「保証人不要」という4つの大きなメリットがあります。
特優賃
賃料の一部を自治体から補助してもらえる中堅所得者向けの賃貸住宅。自治体からの補助額は申し込み世帯の収入額と家族数に応じて区分されます。特優賃住宅と認定されるためには「専有面積50㎡~125㎡」「天井高2.3m以上」など様々な基準をクリアしなければならないため、住宅の質も高い傾向にあります。UR同様、「礼金」「更新料」がない点も大きなメリットです。
賃貸物件探しポイント 賃貸物件情報サイトを活用!
賃貸物件探す際は、自宅にいながら複数の物件を比較できる賃貸住宅情報サイトの利用がお薦めです。住みたいエリア・沿線、賃料、間取りなど複数の条件を組み合わせて希望の物件を簡単に探すことができます。また、物件探しから物件に関するお問い合わせ・空き室のチェックまで、すべてサイト上で行うことができるため、賃貸の引越しを検討する際に上手く活用しましょう。
賃貸物件情報サイト
DOOR賃貸
賃貸マンション、賃貸アパートの情報を中心に、全国460万件以上の物件を取り扱う賃貸物件情報サイト。地図、駅名、間取りはもちろん、敷金・礼金なし物件、保証人不要物件、ペット可の賃貸、カウンターキッチンの賃貸、タワーマンションの賃貸など、様々な切り口で物件を特集。お気に入りの物件を見つけることができる。
オススメポイント
- 期間限定でお祝い金がもらえるキャンペーンを実施。入居決定で最大99,000円がもらえる大型キャンペーンも
- 「駅・路線から探す」「地域から探す」「地図から探す」「特集から探す」4つの物件検索メニューを利用可能
- マンション、アパートはもちろん一戸建ての賃貸物件情報も充実
こんな条件で検索可能!
- 「敷金・礼金なし物件」「保証人不要物件」「ペット可の賃貸」「カウンターキッチンの賃貸」「タワーマンションの賃貸」「デザイナーズの賃貸」「防音・楽器可の賃貸」「新築・築浅の賃貸」など70以上の特集から物件を検索可能
賃貸物件探しポイント 内見時のチェックポイントを確認!
間取り図や写真だけでは分からない部分がたくさんあります。賃貸物件情報サイトや不動産会社で気に入った物件が見つかったら、必ず内見をしましょう。
内見でチェックすべきポイント
内見チェックポイント
理想の賃貸物件の探し方・内見チェックポイント
- 間取り・設備
- 家具の配置や動線を意識しながらチェックするのがポイント。同じ広さでも収納力の高い物件は広々と利用することが可能に。「洗濯機のバンのサイズ」「コンセントの位置」「ドアや窓の開閉がスムーズか」といったつい見落としがちなポイントも忘れずにチェック。キズや汚れは写真で撮影しておくとトラブル回避に。
- 住人の雰囲気
- 賃貸物件の住み心地を大きく左右する住人の方との相性。住人の方と直接顔を合わせることができなくても、ゴミの出し方などでコミュニティの質をチェック。
周辺環境のココをチェック!
理想の賃貸物件の探し方・周辺環境チェックポイント
- スーパーやコンビニなどの商業施設
- 駅から物件までの道のりにあると便利。その他ガソリンスタンド、クリーニング店など利用頻度が高い施設があれば合わせてチェック。
- 病院や公共の施設
- 子供がいる場合は公園や教育施設などが近所にあると便利。ただし騒音の要因にもなるので、閑静な物件を求める場合は公園や学校と少し距離のある方が良いことも。
- 工事中の建物や駐車場
- 日当たりを重視する場合は工事中の建物や新しい建築物が立つ可能性の高い駐車場などが物件周辺にないかチェック。
- 治安
- 女性の一人暮らしや小さな子供がいる家庭の場合は、治安を確認するためにも、実際に歩いて周辺環境を確認することが大切。日中と夜間で大きく雰囲気が変わるエリアもあるので、時間帯を変えてチェックするとより安心。
Pickup! HOME'S 引越し比較
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働くママ+編集部 ゆうこママ使用
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