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夏休みの宿題を早く終わらせるには?中学生におすすめの学習計画の立て方&モチベーションアップの方法
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中学生におすすめ!夏休みの宿題を早く終わらせる方法とは?
中学生の夏休みは、部活や習い事、塾の夏期講習などで小学生の頃と比較すると忙しくなる子がほとんど。宿題の量も増えるので、8月下旬の夏休み明けを思うと、今から憂鬱な気分になる保護者の方も多いのではないでしょうか。
夏休みの宿題を早く終わらせるためには、宿題の計画を立てることと、休み中のモチベーションを保つ工夫が欠かせません。
そこで今回は「中学生の夏休みの宿題」をテーマに、宿題を早く終わらせる方法について解説。学習計画の立て方や、モチベーションをアップさせるヒント、保護者の関わり方といったノウハウをご紹介します。
中学生のお子さんに長い夏休みを有意義に過ごしてほしいと考えている保護者の方は、ぜひ参考にしてください!
目次
夏休みの宿題を早く終わらせるための学習計画の立て方
夏休みの宿題を早く終わらせるためには、夏休みがスタートする段階で、しっかり学習計画を立てましょう。以下では、無理なく計画を立てる手順をステップごとにご紹介します。
中学生の夏休みの宿題計画の立て方 ステップ1それぞれの宿題を分解して「やること」をまとめる
夏休みの宿題は、「読書感想文」「ドリル」「プリント」「自由研究」など様々な種類に分かれています。まずは、それぞれの宿題の中身をチェックして「具体的にやるべきこと」はなにかを分解してみましょう。
夏休みの宿題を分解する(例)
- 読書感想文……課題図書を選ぶ・課題図書を読む・構成を練る・書き上げる
- ドリル&プリント……問題を解く
- 自由研究……テーマを決めて、それに応じた「やること」を書き出す(例:アサガオの観察であれば、種まき・水やり・生長記録をつける・写真を撮る・レポートにまとめるetc.)
宿題を分解し、1つ1つの行動に落とし込むことで、それぞれの「やるべきこと」がはっきりし、どの程度の時間が必要になるかも把握しやすくなるはずです。
中学生の夏休みの宿題計画の立て方 ステップ2部活、習い事、外出、家族旅行などの予定を洗い出す
夏休み中の外せない予定は、計画段階でおり込んでおくようにしましょう。たとえば、朝9時から11時までが部活であれば、1日のタイムテーブルの中に部活の時間を含め、その他の空いた時間を学習時間として計画します。同じように、習い事の日時、友達と出かける日や家族の旅行の日程なども、あらかじめ夏休みの計画として書き入れておきましょう。
計画表は、紙のノートにまとめても、エクセルで手作りしてもOK。市販の勉強計画用ノートやインターネット上で配布されている無料のテンプレート等を活用するのもおすすめです。
中学生の夏休みの宿題計画の立て方 ステップ31日のタイムスケジュールを決める
それぞれの宿題の「やること」と「外せない予定」を洗い出したあとは、1日のタイムスケジュールの中で勉強する時間帯を決めます。おすすめの時間帯は、「部活に行く前」「夕食前」「テレビ・ゲーム前」の3つ。
頭がスッキリしている午前中は宿題がはかどりやすいうえ、部活前なので体に疲れも溜まっていません。
また、夕食の前や見たいテレビの前などに宿題をすませておけば、食後にテレビやゲームを楽しんでいるうちに宿題が面倒くさくなってしまう、という事態も避けられるでしょう。
中学生の夏休みの宿題計画の立て方 ステップ4それぞれの宿題の完了目標を決める
ドリルのページ数や自由研究のテーマに応じて、それぞれの宿題の完了目標を決め、計画表に書き込んでおきましょう。
ドリルやプリントは、コツコツこなしていけば夏休みの早い段階で終わらせることも可能です。計画の中に小さな締め切りを設けておくことで、宿題のはかどり具合を子供本人が自覚でき、計画がずれ込んだ場合にも調整が効くようになります。
中学生の夏休みの宿題計画の立て方 ステップ5子供の立てた計画表は親がチェックする
子供が計画を立て終えたところで、無理なスケジュールになっていないかを一度、親がチェックしておきましょう。特に、実験・観察・調査などをテーマとした自由研究は、結果をまとめてレポートに書く時間も必要です。子供の計画にそれらの時間がきちんと盛り込まれているかをしっかり確認しましょう。
学校から配布されたプリントをチェックして全部の教科の宿題を網羅しているか(忘れている教科はないか)を確認することも大切です。
子供のやる気が続かないときのモチベーションアップの方法は?
長い夏休みの間には、宿題に取り組むモチベーションが続かない中学生もいるでしょう。夏休みの宿題は子供が自分自身のために取り組むもの。とはいえ、本人がダラダラしてしまうようであれば、やる気アップにつながるヒントを親からアドバイスしてあげるのも1つの方法です。
モチベーションアップにおすすめの方法
- すぐにできそうなことから取り組む
- 宿題をする場所を変えてみる
- 教科を変えてみる
- 自分なりのごほうびを設定する
子供のやる気が続かないときのモチベーションアップの方法は?すぐにできそうなことから取り組む
「簡単な単元や得意な教科のドリルから始める」「読書感想文用の本を選ぶ」など、わずかな労力で取りかかれるものから着手すると、少しずつ勉強に対するやる気が高まっていきます。最初の一歩を踏み出すやる気が起きないときは、すぐにできそうなものを選び、「とりあえず手を動かしてみる」ところからスタートする方法がおすすめです。
子供のやる気が続かないときのモチベーションアップの方法は?宿題をする場所を変えてみる
自室で宿題に取り組もうとすると、スマホやゲーム、漫画などの誘惑に負けてしまうケースがあります。その場合は、リビングや図書館の自習室、ファミレスなどに場所を変えてみるのもおすすめ。
なお、場所を移動する際は、スマホは持たずに、宿題をするしかない環境に身を置くことがキーポイントです。
子供のやる気が続かないときのモチベーションアップの方法は?教科を変えてみる
子供が宿題に飽きているようであれば、別の教科の宿題に切り替えることを勧めてみると良いでしょう。たとえば、数学のドリルから読書感想文のための読書へ、英語のプリントに飽きたら自由研究の調べ物をするなど、メリハリをつけることで気分転換をはかれます。
子供のやる気が続かないときのモチベーションアップの方法は?自分なりのごほうびを設定する
「1時間勉強をしたら5分間スマホOK」「1日分の宿題を終えたらゲームを解禁」など、宿題の内容ごとに小さなごほうびを設けておくこともモチベーションアップにつながります。
できれば、親が決めたごほうびではなく、子供が自分自身で難易度別のごほうびを設定し、モチベーションをコントロールできると理想的。
ただし、子供によっては、宿題とごほうびがアンバランス(ごほうびが過剰など)になる場合もあるので、保護者がチェックし、提案しても良いでしょう。
中学生の夏休みの宿題に親はどう関われば良い?
中学生ともなれば、夏休みの宿題は自力で取り組んでほしい……という保護者の方も多いはず。思春期の子供の宿題に、どのような距離感で関わればよいのかは親も悩みがちです。
ここでは、中学生の夏休みの宿題に対する親の関わり方について解説します。
中学生の夏休みの宿題に親はどう関われば良い?生活リズムが乱れないよう起床時間や就寝時間のルールを守らせる
長期の休み中は、夜更かしや朝寝坊によって子供の生活リズムの乱れる危険性が高まります。宿題以前の問題として、まずは生活習慣が乱れないよう起床時間・就寝時間のルール決めをおこない、必要に応じて「もう寝る時間だよ」「もう朝だよ」等の声かけをしましょう。規則正しい生活を送ることで夏休み明けの学校生活にも馴染みやすくなる上、宿題にも無理なく取り組めるはずです。
中学生の夏休みの宿題に親はどう関われば良い?わからないところや迷っていることは気軽に質問できるようにする
「解けない問題がある」「どこから取り組めばいいのか方法がわからない」など、子供が宿題に行き詰まっている場合は、保護者へ気軽に質問できる環境を整えておくと安心です。
夏休みの計画表を親子で共有し、毎日の会話のついでに進み具合を確認できるようにしておけば、子供がつまずいている場合の早期発見やサポートがしやすいでしょう。
また、インターネットでの情報収集の仕方や、図書館の使い方、実際に足を運んで調べる方法など、情報へのアクセス手段を親が教えることも役立ちます。
なお、思春期の子供には親の過度の干渉を避ける気持ちもあるでしょう。「親がサポートするのは、子供から求められたときだけ」と考えておくと、過干渉によって子供のモチベーションを下げてしまう事態を防げます。
中学生の夏休みの宿題に親はどう関われば良い?宿題に集中できる環境を整える
子供がリビングで宿題をしているのであればテレビを消すなど、宿題に集中できる環境を整えるのも親ができるサポートのひとつです。
また、子供が学習につまずいているようであれば、親自身が教えるか、塾・家庭教師などの学習サポートを準備してあげるのも良いでしょう。最近は、インターネットを活用し、オンラインで気軽に勉強を見てもらえるサービスもあるため、必要に応じて導入してみるのもおすすめです。
個別指導に特化した教育サービスを展開する「LIVE」が提供するオンライン家庭教師。小学1年生から高校3年生までを対象に、インターネットのWeb会議システム(LiveOn)を利用した家庭教師サービスを提供する。
登録家庭教師は、全国の一流大学に在籍する現役大学生。通常の家庭教師と同様のマンツーマン指導となるが、万一、家庭教師と合わない場合は無料で変更できる。
授業は、週1回1コマ(もしくは2コマ)で、家庭教師には珍しい模擬試験も実施。また、オンライン自習室も開放しており、スタッフの監視のもと塾の自習室のような環境で勉強できる。
月額料金以外は入会金・テキスト代ともに不要。夏休み・冬休み・受験前など短期間のみの利用もできる。
受講料(税込)※中学1年生~3年生 | 【週1回1コマ】 月額6,600~15,400円 【週1回2コマ】 月額13,200~30,800円 |
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中学生の夏休みの宿題は自主学習の習慣を身につけるチャンス
学校によって30~40日間の長期休暇となる夏休みは、開放感もあいまって、つい宿題をためてしまいがちです。特に中学生は、部活などの課外活動が増えるため、宿題を計画的にこなすことは小学生の頃よりも難しくなっています。
しかし、夏休みの宿題は、一学期に習った教科の内容を復習し、自主学習の習慣を身につけるための非常に大切な取り組みのひとつ。自分で計画を立て、毎日コツコツと課題をこなして夏休みの宿題をやり遂げることができれば、その経験は高校受験や大学受験にもつながる大きな自信となるはずです。
夏休みの宿題は、子供が一回り成長するチャンス。今回ご紹介した夏休みの宿題を早く終わらせる方法を参考に、お子さんが悔いのない夏休みを過ごすためのサポートを考えてみてはいかがでしょう。