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小学校高学年から楽しめる人気のプログラミングロボットは?

Written: 長尾 尚子

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高学年のプログラミング学習に役立つ「プログラミングロボット」

2020年4月から小学校でプログラミング教育が必修化されました。1人に1台配布されたノートパソコンを活用し、インターネットの使い方やオンライン授業の受け方、チャットを使ったコミュニケーションなど、ITの基礎知識を学ぶICT(情報通信技術)教育もスタート。
高学年になると、これらの学習を組み合わせて算数の図形問題を理解するために図形を描画するプログラムを書いたり、プログラミングで音楽を制作したりと、実践的な学習を行います。

このような学校教育の変化を受け、人気が高まっているのがプログラミング要素を取り入れたおもちゃです。特に、ブロックやダンボールでロボットを組み立て、自分で動作をプログラミングして動かす「プログラミングロボット」は、工作やブロックといった子供が楽しめる遊びの中で、小学校のプログラミング教育が目指す「論理的思考力」「問題解決力」「発想力」が自然と身につくおすすめの玩具。

そこで今回は、プログラミング学習が本格的になる小学校高学年を対象としたプログラミングロボットの選び方と、人気のプログラミングロボットを紹介します。

小学校高学年が楽しめるプログラミングロボットの選び方

プログラミングロボットの選び方対象年齢

対象年齢・画像

プログラミングロボットには、パッケージにそれぞれの対象年齢(○歳以上など)が記載されています。対象年齢が高いものほどロボットの組み立てやプログラミングの難易度が上がるため、年齢をしっかりチェックしましょう。
子供がプログラミングやタブレットの操作に慣れていない場合は、6歳以上や7歳以上を対象としたベーシックなタイプから始めるのもおすすめです

プログラミングロボットの選び方プログラミングの方法

プログラミングの方法・画像

プログラミングの方法には、大きく分けて「ビジュアルプログラミング(ビジュアルコーディング)」と「テキストプログラミング(テキストコーディング)」の2種類があります。

プログラミングと聞いたとき、多くの人がイメージするのは、文字の命令文(コード)をキーボードで打ち込んでいく「テキストプログラミング」のほうでしょう。
しかし、子供を対象としたプログラミングロボットの場合、プログラミングの方法は、ブロックなどの図形化された命令文を組み合わせる「ビジュアルプログラミング」が主流です。

操作方法も指やマウスを使ってドラッグ&ドロップでできるなど、一般的なプログラミング(テキストプログラミング)よりも簡単です
ビジュアルプログラミングとテキストプログラミングの両方に対応しているプログラミングロボットもあるので、子供のプログラミングスキルとパソコン操作の習熟度に応じて選ぶと良いでしょう。

プログラミングの方法 タイプ 主な言語
ビジュアルプログラミング ブロック Scratch、MakeCodeなど
フローチャート MESHなど
その他 Viscuitなど
テキストプログラミング テキスト JavaScript、Python、PHP、Javaなど

プログラミングロボットの選び方プログラミングに必要なデバイスはそろっているか

プログラミングに必要なデバイスはそろっているか・画像

多くのプログラミングロボットは、パソコンやタブレット、スマートフォンなどのデバイスにアプリをインストールし、プログラミングを行います。
子供が使用可能なデバイスが家庭にあるか、プログラミングロボットのアプリに対応しているかを確認しましょう。スマートフォンに未対応のプログラミングロボットもあるので、注意が必要です。

また、ビジュアルプログラミングの場合は、ドラッグ&ドロップで命令文を組み立てるため、子供が操作しやすく持ち運びも容易なタブレット型のデバイスが便利です。一方、テキストプログラミングの場合は、ノートパソコンか、タブレットに外付けのキーボードをつなげることで、コードの入力をスムーズにできるでしょう。

高学年に人気のプログラミングロボット

1.レゴ® エデュケーションSPIKE™ プライム

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出典:レゴ® エデュケーションSPIKE™ プライム公式サイト

レゴが教育用に提供するプログラミングロボットの学習セット。ブロック型のパーツと、プログラム制御ハブ、モーター、センサーなどを組み合わせることで、形状・動きともに多様なロボットを作り、動かすことができる。

プログラミングは、レゴが提供するフリーソフトウェアをパソコンまたはタブレットにダウンロードして行う。Scratch(スクラッチ)をベースとしたブロック型のビジュアルプログラミングを使用するため、プログラミングが初めての子供でも取り組みやすい。ビジュアルプログラミングに慣れてきた場合は、アプリ上でPython(パイソン:ロボティクス分野で広く使われるプログラム言語)に切り替え、テキストプログラミングへ移行することもできる

小学校高学年以上を対象とした「SPIKE™ プライム」の他、対象年齢6歳以上のプログラム初心者を対象とした「SPIKE™ ベーシック」や、中学生向けの「SPIKE™ プライム拡張セット」も提供。

学校教育用を想定した学習セットのため、価格はやや割高となるが、プログラミングだけではなくIoTや機械学習のしくみも学ぶことができ、プログラミングロボットとしての汎用性・拡張性の高さはトップクラス。レゴを使ったブロック遊びが好きな子供におすすめのプログラミングロボットだろう。

基本情報

対象年齢 10歳以上(小学校高学年から中高生向け)
プログラミング方法
ビジュアルプログラミング
ワードブロック(Scratchベース)
テキストプログラミング
Python
※プログラミングの習熟度に合わせてワードブロックとPythonを切替可能
対応デバイス Windows、Mac、iOS(タブレットのみ)、Android(タブレットのみ)、Chrome OS
価格 オープン価格
※アフレル(正規販売代理店):69,520円(税込)
※Amazon:57,862円(税込)2023/02/16時点

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2.embot(エムボット)

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出典:embot(エムボット)公式サイト

タカラトミーが提供するダンボールと電子工作キットがセットになったプログラミングロボット。付属のダンボールをくり抜きサーボモーターやLEDライト、ブザー等を内蔵したロボットを制作したあとembotアプリと接続し、プログラミングによって「腕を動かす」「LEDを点灯させる」「ブザーを鳴らす」等の動きを指定できる。

プログラミングの方法は、ブロック型とフローチャート型を組み合わせたビジュアルプログラミング。習熟度別にプログラミングのレベルを4段階まで選択できる。

ロボットの素材がダンボールのため、表面を飾ったり着色したりと自由なデザインが可能で、プログラミングはもちろん、図工などの工作が好きな子供が特に楽しめるおもちゃとなっている

ユーザーサイトの「embotters(エムボッター)」では、エムボットを使用した様々な遊び方・作品例を掲載。ロボット作りのヒントにできる点も嬉しい。

プログラミングに使用するデバイスは、AndroidタブレットまたはiPadが推奨されているが、スマートフォン、パソコンでの利用も可能。
ダンボール工作とプログラミングを組み合わせることで、モーターの動きやアイデアの実現など、ものづくりの楽しさを味わえる。価格も比較的手頃なため、子供に気軽にプログラミングに触れてほしい場合におすすめのプログラミングロボットだろう

基本情報

対象年齢 6歳以上
プログラミング方法
ビジュアルプログラミング
ブロック型とフローチャート型の組み合わせ
対応デバイス Android(タブレット推奨)、iOS(タブレット推奨)、Windows10、Google Chrome OS
価格 公式サイト:6,600円(税込)
※Amazon:4,290円(税込)2023/02/16時点

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3.micro:bit(マイクロビット)

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出典:micro:bit(マイクロビット)公式サイト

イギリスの公共放送局BBCが中心となって子供のプログラミング教育用に開発した小型コンピュータ。マイコンボード本体にLEDライト、ボタン、センサー、スピーカー、無線通信機能を搭載しており、プログラミングによるLED点灯やサウンドの入出力、マイクロビット同士の通信など、様々な動作を指定できる。

プログラミングの方法は、マイクロソフト社が開発したブロック型のプログラミング言語「MakeCode(メイクコード)」を使用したビジュアルプログラミングのほか、Pythonを使用したテキストプログラミングも可能。その他、Scratchや、Swift(スウィフト:アップル社が無償提供するiOSアプリ開発用のプログラミング言語)にも対応している。

プログラミングを行う際は、タブレットやスマートフォンなどのモバイル端末にmicro:bitアプリをインストール、もしくはインターネットに接続したパソコンからオンライン上のエディター(プログラミングソフト)にアクセスする。

公式サイト上ではセットアップやプログラミングのやり方、マイクロビットの活用法なども掲載。様々な作品アイデアを得られる

マイクロビット本体のみではロボット作りができないため、自分で必要なパーツを考え、組み立てる必要があるが、アイデア次第で思い通りのロボットを作れる点は大きな魅力。自分でオリジナルのロボット作りに挑戦してみたい子供におすすめのプログラミング教材だろう

基本情報

対象年齢 7~8歳以上
プログラミング方法
ビジュアルプログラミング
MakeCode、Scratchなど
テキストプログラミング
Python、Swiftなど
対応デバイス スマートフォン(iOS、Android)、タブレット(iPad)、パソコン(Windows、Mac)
※モバイル端末を使用する場合はBluetooth機能とmicro:bitアプリ、PC端末を使用する場合はマイクロUSBケーブルが必要
価格 ボード本体(v2.21):2,980~3,900円(税込)
ベーシック(基本)セット(v2.21):4,730~7,326円(税込)
※製品の価格・ベーシックセットの内容は販売代理店により異なる

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【プログラミング初心者におすすめ!】プログラミングロボットが作れるロボット教室

プログラミングロボットの中には、決まった作り方がなく、自由な発想でロボットをデザインできるものや、慣れてきた段階でビジュアルプログラミングからテキストプログラミングへ移行できるものがあります。
保護者にプログラミングの経験がなく、子供が1人で取り組むことが難しそうと感じる場合は、このような高度なプログラミングロボットを教材に採用しているロボット教室を検討してみてはいかがでしょう。最近はオンライン受講に対応しているロボット教室も増えており、近くに教室がない場合も場所を問わずに受講できます。

LITALICOワンダー

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出典:LITALICOワンダー 公式サイト

関東エリアを中心に展開するロボット&プログラミング教室。レゴ® エデュケーションを教材に使用した「ロボットクリエイトコース」と「ロボットテクニカルコース」を開講している。

年長~小学3年生向けの「ロボットクリエイトコース」では、ブロックでロボットを組み立て、モーターやセンサーの使い方・プログラミングの基本を習う。小学3年生〜高校生を対象とした「ロボットテクニカルコース」では、モーターやセンサーの仕組みを理解し、より高度なロボット制御について学習。テキストプログラミングへの移行やロボコンへの参加もサポートしてくれる。いずれのコースも教材の理解度を深めるためのオリジナルテキストを用意。講師のサポートでロボット作りとプログラミングへの理解・関心を深められる

基本情報

使用するプログラミングロボット
ロボットクリエイトコース
レゴ® エデュケーションSPIKE™ ベーシック
ロボットテクニカルコース
レゴ® エデュケーションSPIKE™ プライム
対象年齢 【ロボットクリエイトコース】
年長~小学3年生
【ロボットテクニカルコース】
小学3年生〜高校生
受講料金 【入会金】
初回のみ16,500円(税込)
【ロボットクリエイトコース・ロボットテクニカルコース共通】
  • 教室受講:1回(90分)の授業につき 7,425円(税込)
  • オンライン受講:1回(60分)の授業につき 5,500円(税込)
※月4回受講した場合(受講は月4回以上から)
教室所在地 【東京】三軒茶屋、町田、蒲田、水道橋、秋葉原、青山、赤羽、池袋、青山、中目黒サテライト、渋谷、立川、吉祥寺、押上
【神奈川】横浜桜木町、横浜、川崎、たまプラーザ
【埼玉】大宮
【千葉】津田沼
無料体験授業 あり(教室、オンラインとも)

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