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小学校の入学準備はいつから始める?新一年生に必要なものチェックリストと費用を抑えるコツ
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小学校の入学準備、いつから始める?
お子さんの小学校入学を控えたご家庭では、「いつから入学準備を始めよう?」と気になっている保護者の方も多いでしょう。 一般的に、小学校の入学準備は、小学校で開かれる「学校説明会」に参加し、必要なものを把握した上で取りかかるのがおすすめです。学校説明会の実施時期は地域によって異なりますが、おおむね入学する年の1月から2月にかけて実施する小学校が多いでしょう。
ちなみに「ランドセル」「学習机」「入学式用の服」の3つに関しては、別スケジュールで動く必要があります。これらの商品は、販売時期や数量がある程度決まっているため、学校説明会が開かれる1月・2月を待っていると在庫切れが続出し、人気のデザインや機能を選べなくなるケースもめずらしくありません。年長さんの1年間の中で「動くべき時期」をチェックし、購入準備を整えておけば、後悔のない入学準備ができるでしょう。
そこで今回は「小学校の入学準備」にスポットを当てて、入学準備をスムーズに進めるための年間スケジュールや小学校入学時に必要なものリスト、入学前にあると良いもの、やっておくと良いことについて解説します。
目次
小学校入学準備のための年間スケジュール
まずは、小学校入学までに取り組む必要があるタスクを年間スケジュールで見てみましょう。
年中 1月~3月 |
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年長 4月~5月 |
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6月~7月 重要! |
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8月~9月 |
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10月~11月 重要! |
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12月 |
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1月~2月 重要! |
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3月 重要! |
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入学準備スケジュールのポイント その1ラン活はする?しない?
小学校の入学準備で最初に購入するのはランドセル、という方が多いでしょう。ランドセルの購入時期は年々前倒し傾向にあり、早いメーカーでは新1年生用の新作モデルが、年中さんの1、2月頃、発表されます。
我が子が6年間身に着けるものだけに「妥協せずに選びたい」という方は、カタログ請求や展示会への参加を視野に入れたラン活(ランドセル活動)に取り組んでみてはいかがでしょう。ラン活をした場合のランドセルの購入時期は6月頃がピークです。早めに動く必要はあるものの、お子さんや保護者自身が納得のできるランドセル選びができるはずです。
入学準備スケジュールのポイント その2学習机はどうする?
小学校入学時に学習机を購入する場合は、学習机メーカーが新作を発表する9月頃にチェックしてみましょう。この時期は早期割引を実施していることも多く、早めに動くことでお得に学習机を購入できます。
なお、学習机については、「リビング学習をするので不要」「子供が欲しいと言ったときに購入する」など、各家庭の教育方針の影響を受けるため、必須ではありません。サイズの大きな買い物だけに、タイミングを逃したと思った場合は、入学前にあわてて購入するよりも入学後に様子を見て購入したほうが納得の行くものを選べるでしょう。
入学準備スケジュールのポイント その3入学式用の服はサイズアウトの心配がない時期に
入学式に着る礼服(スーツやワンピース)も、季節商品のため、早めの購入がおすすめです。ただし、あまり早いうちに準備すると、入学式までに子供の体が大きくなり、サイズアウトしてしまう可能性も。12月頃をひとつの目安にして、子供の成長が続いているようであれば1ヶ月程度遅らせてもよいでしょう。親戚や兄弟のお下がりを使用する場合は、一度試着をした上で袖丈や着丈を調整できるようにしておくと安心です。
何を買えばいいの?小学校入学準備の必要なものリストと費用の目安
それでは、小学校入学時に必要なもののリストを見てみましょう。小学校で使う学用品には、家庭で用意するものと、学校側で配布され、料金が後日引き落とされるもの、学校に注文してクラスや学年でまとめて購入するもの(料金はそのつど徴収)があります。
小学校によって、家庭で用意するものと学校で配布される&集団購入するものは異なります。入学説明会の内容や先輩ママの話をよく聞いておきましょう。
家庭で用意するもの
ランドセル 費用の目安:5~6万円前後 |
デザイン・カラーともに豊富。※近年はランドセルを指定せず、通学カバンは自由とする小学校も増えている |
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手提げ袋(サブバッグ) 費用の目安:2,000~3,000円 |
ランドセルに入らない物を入れる袋。A4が入る程度のレッスンバッグがあると便利。 |
筆記用具 費用の目安:1,500~3,000円 |
筆箱、鉛筆(2B)、赤鉛筆、名前ペンなど |
下敷き 費用の目安:200~500円 |
B5サイズが基本※無地のもの・キャラクターもの禁止など学校により指定がある場合も |
色鉛筆 費用の目安:700~1,000円 |
12色など基本色のものが一般的 |
はさみ・のり・折り紙 費用の目安:500~1,000円 |
はさみはケース付きのもの、のりはボトルタイプのもの、折り紙は15cm×15cmなど学校によって指定される場合も |
体操服・赤白帽子・体操着袋・体育館シューズ 費用の目安:5,000~6,000円 |
白の半袖・長袖(冬用)、紺のハーフパンツ、紅白帽子など。上履きと別に体育館シューズが必要な学校もある。※学校指定のものを購入する場合は洗い替えがあると便利 |
上履き・上履き袋 費用の目安:1,500~2,000円 |
上履きの色・記名する場所などが決められている場合も |
通学用の服・靴 1着2,000円前後 |
公立小学校の多くは私服なので上下各5着程度あると安心※市立小学校では学校指定の制服がある場合も |
傘・レインコート・長靴 費用の目安:2,000~3,000円 |
子供が一人で使えるもの※幼稚園・保育園時代のものがあればそのまま使用しても |
防犯ブザー 費用の目安:1,000~2,000円 |
引っ張ると音が出るタイプが主流。使い方を教えて持たせておく |
給食セット 費用の目安:3,000~4,000円 |
お箸、箸箱、スプーン、ランチョンマット、コップ、コップ袋、給食用エプロン、給食袋など※学校によっては不要の場合もあり |
水筒 費用の目安:2,000円前後 |
夏場は水分消費が増えるので500ml以上がベター※紐の長さなどを学校から指定される場合も |
マスク・ハンカチ・ポケットティッシュ 費用の目安:1,000円前後 |
不織布マスク・布マスクなど学校から指定される場合もあり |
ぞうきん 費用の目安:300円前後 |
「学校提出用と子供の毎日の掃除用を2枚」「ループ付き」「名前付き」など学校ごとに指定される場合が多い |
学習机・椅子 費用の目安:4~7万円前後 |
学習スタイルにより要不要が分かれる※子供の成長に合わせて長く使えるものがおすすめ |
学童の持ち物 費用の目安:※学童により異なる |
学童に行く場合は、連絡帳など学童が指定するものを購入。おやつ持参、工作道具持参など学童により決まりが異なる |
名前シール 費用の目安:1,000~2,000円 |
文房具などの学用品の名前つけに※学校で使用する算数のおはじきや計算タイル・計算カード等は細かい物に名前を書く必要があるのでシールが便利。体操服など衣類のタグにつけられる名前シールもある |
入学式用の服・靴 費用の目安:1万~4万円 |
男の子は紺やグレーなどのスーツ、靴はスニーカーでもOK。 女の子はワンピースか、ワンピースにボレロやジャケットを合わせるタイプが多め。靴はローファーやエナメルシューズなど多彩。服に合うものを。 |
学校から支給されるもの(配布、つど購入)
教科書・ドリル | 学校指定のものを無償配布されるケースが多い |
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ノート | 学校によって最初の1冊を支給される場合も※使い終わったあとは各家庭で購入するケースが多い |
連絡帳・連絡帳袋 | 学校から支給される場合と家庭で用意する場合に分かれる |
名札 | 入学式で配布されるケースが多い※学校によっては使用しないことも |
通学帽 | 1年生は学校指定のものが配布されるケースが多い |
ランドセルカバー | 交通安全のための黄色いランドセルカバーが自治体から配布される場合も |
防災頭巾・防災頭巾カバー | 学校指定のものを購入するケースが多い※幼稚園・保育園で使用していたものを使える場合も |
算数セット | 算数タイル、計算カード、おはじきなど学校指定のものが配布されるケースが多い |
ピアニカ(鍵盤ハーモニカ) | 学校指定のものを購入するケースが多い |
お道具箱 | 学校指定のものを購入するケースが多い |
クレヨン・クレパス | 学校指定のものを購入するケースが多い |
小学校の入学準備にかかる費用の目安と節約する方法
入学準備にかかる費用は、ランドセルや学習机・入学式用の服などの高額なものを抜かした学用品が4万円前後、総額では13~20万円前後となります(小学校により異なる)。
この他にも、学校で購入する学用品代や、給食費、児童が加入する損害保険料などがかかるため、入学準備の費用はできるだけ節約したい、という方も多いはず。
入学準備費用を節約する方法としては、①リユース品の利用を考える、②ランドセルや学習机などの高額なものは祖父母からプレゼントしてもらう、③なくても良いものを洗い出す、の3つがおすすめです。
① リユース品の利用を考える
リサイクルショップや「メルカリ」などのフリマサイトで探せるほか、親戚や先輩ママからのお下がりも狙い目です。小学校入学が近いことを伝え、譲ってもらえるものがないか聞いてみましょう。
② ランドセルや学習机などの高額なもの
孫の小学校入学を控えている場合、祖父母のほうから申し出てくれるケースが多いでしょう。どのようなものが良いかを聞かれたときのために、ある程度、希望を絞り込んでおくと安心です。
③ なくても良いものを洗い出す
幼稚園や保育園のときから使っている防災頭巾や文房具(はさみ、のり、色鉛筆、クレヨンetc.)などを使い回す方法です。ただし、子供の成長とともにはさみが手に合わなくなるなど、いずれは買い換えが必要になるケースもあります。
登校・下校の安全は大丈夫?
持ち物の用意が終わる3月頃は、週末などに時間を作って、親子で通学路を歩いてみましょう。小学生になれば、原則として一人で登下校をすることになります。家から学校までの道を親と一緒に歩いてみると、どのくらい時間がかかるか、信号を渡るときのルールは守れているかなどがわかります。子供が安全に登下校するためのポイントをしっかりチェックしましょう。
学童を利用する場合は、学校から学童までの行き方も親子で練習しておくと安心です。
また、不審者対策として防犯ブザーは男子女子を問わずに使い方を教えて持たせましょう。
子供がきちんと登下校しているかをチェックしたい場合は、GPSトラッカーを持たせるのもおすすめです。迷子になった場合や、遊びにいってなかなか帰ってこないときなど、携帯電話を持たない子供の居場所を確認するのに役立ちます。
グローバルコネクションが販売するGPSトラッカー。スマホアプリ(iOS、アンドロイド)を利用することで、子供の現在地や移動履歴を確認できる。子供があらかじめ指定したエリアに入った場合(指定エリアを出た場合)や、緊急SOSを押した場合は、親のアプリに通知が届く。バッテリーの持ちは最大1週間。充電時間は1~2時間。防水対応。
料金
月額 | 539円(税込)※商品発送月から発生 |
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本体 | 14,520円(税込)→春割キャンペーン実施中:9,020円(税込) |
勉強について行けるか心配なときは自宅学習の習慣づけをしても
義務教育がスタートする小学校になると、子供が授業にきちんとついていけるか心配、という保護者の方も多いでしょう。
小学校の授業は、子供たちがきちんと理解できるようにスモールステップで進んでいきます。
もしも授業の進度に不安がある場合は、入学前に簡単な数やひらがなの練習をしても良いでしょう。新一年生向けの家庭学習用教材を利用すれば、授業の内容の先取り学習や、これからの学習に役立つ「数の概念」「言葉の仕組み」などをわかりやすく学ぶことができます。
通信教育大手の進研ゼミが提供するタブレット教材。専用のタブレット端末(チャレンジパッド)に毎月講座が配信され、課題の提出もタブレット経由でできる。小学校の教科書や子供の理解度に合わせて講座を組み立て、丸つけも自動でしてくれる。教科は国語、算数、理科、社会、英語、プログラミング(小学4年生~)
料金
月額 ※小学1年生の場合 |
3,930円(税込)※6か月の継続利用でタブレット代金0円(6か月未満で退会の場合、税込9,900円) |
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