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小学生向けタブレットはどれがおすすめ?選び方をチェックしよう

タブレット学習をはじめよう Written By 西山 沙輝

更新日:

はじめに

近年、小学校教育にもタブレット端末が導入され始め、タブレット形式の教材が注目を集めています。それに伴い、学習用や動画閲覧、お絵描き、ゲーム等、さまざまな使い方ができるタブレットの購入を検討しているご家庭も多いのではないでしょうか。
ただ、一口に「タブレット」と言っても性能や機種はさまざまで、小学生が使うには、どのタブレットがいいのかわからないという方も多いはず。

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そこで、今回は、小学生向けタブレットをピックアップ。小学生の子供が使うタブレットをどのような基準で選ぶとよいか、選び方のポイントをわかりやすく解説します。また、小学生におすすめのタブレット端末についての情報も。
小学生でも使いやすい、おすすめのタブレットを知りたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください!

小学生向けタブレットの選び方

はじめに、小学生向けタブレットの選び方についてチェックしましょう。

本チャプターでは、タブレットの基本の選び方に加え、「動画閲覧」「学習用」「ゲーム」「お絵描き」の4つの用途別に小学生向けタブレットの選び方をわかりやすく解説します。

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小学生向けタブレット 基本の選び方

まずは、小学生向けタブレットを購入する際の基本の選び方を見ていきましょう。

小学生向けタブレット 基本の選び方①通信形態

タブレットには、「Wi-Fiモデル」と「LTEモデル」の2種類の通信形態があります。

「Wi-Fiモデル」は、無線LANを使用してインターネットに接続するモデル。インターネット利用がWi-Fi環境下に限られる点には注意が必要ですが、スマホのテザリング機能や、モバイルルーター、または公共施設等のフリーWi-Fiを利用すれば、外出時でも使用できます。

一方、「LTEモデル(セルラーモデルとも)」は、携帯電話の通信システムを利用できるタブレット。Wi-Fi環境下では、Wi-Fiに繋いで利用することもできます。

タブレットを選ぶ際は、まず、どちらの通信形態を利用するか決める必要があります。ちなみに、リーズナブルなのはWi-Fiモデル。利便性が高いのはLTEモデルと言えるでしょう。車移動や電車移動などの時にも使いたい場合は、LTEモデルがおすすめ。学習やお絵描き等、小学生が自宅のみでタブレットを使用する場合は、Wi-Fiモデルがおすすめです。

小学生向けタブレット 基本の選び方②サイズ(ディスプレイ画面の大きさ)

小学生向けタブレットを選ぶ際は、ディスプレイ画面の大きさも重要なポイントです。小学生がタブレットを使う場合は、視力低下を防ぐためにも、画面サイズの大きいタブレットがおすすめ。
たとえば、多くのタブレット教材では、ディスプレイ画面のサイズが、9インチ〜10インチ以上のものを推奨しています。
子供が中学生・高校生で、通学中に動画を見る、持ち歩くといった使用目的がある場合は、少し小さめの7〜8インチでも構いませんが、小学生の場合は10インチ前後のタブレットがおすすめです。

小学生向けタブレット 基本の選び方③保存容量(ストレージ容量)

小学生向けタブレットでは、保存容量(ストレージ容量)は32GB以上のものがおすすめ。近年、タブレット自体の性能が向上しているため、タブレットを動かすために必要なストレージ容量自体が多くなっています。
「小学生が使うだけなのだからストレージ容量はそんなに必要ないだろう」と考え、16GB等の小さなストレージ容量のものを選ぶと、すぐにストレージがいっぱいになり、アプリが動かせなくなる等、使いづらくなってしまいます。最低でも32GB以上の容量があるタブレットを選びましょう。

小学生向けタブレット 基本の選び方④安全性

小学生向けタブレットを選ぶ際は、セキュリティ機能や機能制限ができるか等も見ておきたいポイント
例えば、「キッズモード」や「ペアレンタルコントロール」と呼ばれる、子供の年齢に合わせてコンテンツの表示を設定でき、不適切なアプリやコンテンツに制限をかけられる機能があるかチェックしておきましょう。また、小学生の場合、タブレットに熱中しすぎてしまうことも。使いすぎを予防できる時間制限やスクリーン制限ができる機能もあると便利です。

小学生向けタブレット 基本の選び方⑤その他(保証など)

その他、タブレットの故障を保証できるサービスについてもチェックしておくと安心です。メーカー保証がついていると、保証期間内であれば、初期不良や自然故障の際に無償で交換や修理等の対応をしてもらえます。
また、タブレットの持ち運びを考えている場合は、防水性・防塵性、耐久性についても確認しておきましょう。

【用途別】小学生向けタブレットの選び方のポイント

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用途に合わせてタブレットを選ぶ場合、その用途によって選ぶ際に重視するポイントが変わってきます。
小学生の場合、「動画閲覧」、「学習」、「ゲーム」、「お絵かき」が主なタブレットの用途。ここでは、基本の選び方のポイントと合わせて、用途別のポイントもチェックしましょう。

小学生向けタブレットの選び方①動画閲覧がメインの場合

動画閲覧がメインの場合は、画面サイズと画面解像度を軸にタブレットを選びましょう。小学生の場合は特に、視力低下を避けるためにも画面サイズの大きなタブレットがおすすめ。10インチ以上の画面サイズであれば、YouTubeの動画だけでなく、映画視聴等にも向いています。

また、移動中や出先でもタブレットを使って動画を見たい場合は、耐久性や防水機能についてもチェックしておきましょう。特に、耐久性の一定基準をクリアした商品に記載される「MIL規格」のマークがあるタブレットは、落下や衝撃に強いため、小学生の子供に持たせても安心です。

小学生向けタブレットの選び方②タブレット学習がメインの場合

タブレット学習がメイン用途の場合は、使いたいアプリや教材に対応したOSや機種であるかをチェックすることが重要です。

例えば、アプリ等をタブレットにインストールして学習するタイプのタブレット学習サービスの中には、「Android OS非対応」のものや、「iPad第○世代以降」といった機種の指定がある場合も。せっかく購入したタブレット端末が使いたい教材に非対応だった・・・ということがないよう、事前に確認しておきましょう。

また、ディスプレイ画面の大きさもチェックしておきたいポイント。小学生向けタブレット学習では、主に9~10インチの画面サイズを推奨しています。テキストを読む、文字や数字を書く等の必要があるタブレット学習では、ある程度大きなサイズのタブレットがおすすめです。

小学生向けタブレットの選び方③ゲーム使用がメインの場合

どのゲームで遊ぶか、ゲームの種類にもよりますが、ゲーム使用がメインの場合は、ある程度新しいOSや機種がおすすめ。OSのバージョンが古いタブレットを安く購入すると、子供がやりたいゲームに対応していない場合もあります。

また、今後ゲーム以外に使用する可能性を考えても、アプリストアの最新ゲームに対応できるレベルのタブレットを買っておくのがおすすめです。
もし、子供がゲームをやりすぎてしまうことが心配な場合は、「ペアレンタルコントロール」等、親が機能制限ができるタブレットかどうかも事前にチェックしておきましょう。

小学生向けタブレットの選び方④お絵描きがメインの場合

絵を描くことが好きな小学生の場合、タブレットをお絵描きに使いたいという子も多いはず。お絵描きがメイン用途の場合、「筆圧レベル感知機能」と「傾き感知機能」をしっかりとチェックしておきましょう。

タブレットをお絵描きに使用する場合、ほとんどはタッチペンを使います。線の太さを筆圧によって調整できる「筆圧レベル感知機能」と、描きやすい角度にペンを傾けて絵を描けるようにする「傾き感知機能」は重要なポイントです。

また、お絵描きの用途がメインの場合も、画面サイズと画面解像度をチェックしておきましょう。小学生の場合は、10インチ以上の画面サイズがおすすめです。持ち歩くには少し大きめのサイズですが、しっかりと細かいポイントまで描き込むことができるため、お絵描きが好きな小学生にピッタリ。

おすすめの小学生向けタブレットは?

ここでは、小学生におすすめのタブレットを厳選してご紹介します。動画閲覧や学習用、ゲーム、お絵かきなど、さまざまな用途にマルチに対応でき、小学生でも使いやすく長く使えるタブレットをピックアップしました。
小学生向けのタブレット選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!

HUAWEI MediaPad T5【Android】

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出典:HUAWEI MediaPad T5公式サイト

キッズモード搭載のタブレット

Android OSのタブレットを利用する場合、HUAWEI(ファーウェイ)社の10インチサイズのタブレット「HUAWEI MediaPad T5」がおすすめ。キッズモードが搭載されているため、使用するアプリやタブレット自体の利用時間を簡単に管理することができます。特に、小学生の子供がタブレットを使いすぎてしまわないか心配な方はぜひチェックしておきましょう。

高解像度の大きなディスプレイ。ブルーライトカットモードも搭載

HUAWEI MediaPad T5は、高解像度の綺麗なディスプレイ画面が特徴。解像度は「1080pフルHD」となっており、動画閲覧や繊細なお絵描き、3Dゲーム等を楽しめます。画面サイズも10.1インチと大きいため、タブレット学習にも向いています。
また、ブルーライトカットモードが搭載されており、画面と顔との距離が近すぎる場合にはアラートが鳴る機能も。タブレットによる視力低下が心配な方にもおすすめです。

高性能で小学校卒業以降も使い続けられる

HUAWEI MediaPad T5は、最大動作周波数が2.36GHzとなっており、消費電力を抑えながらも高性能を発揮できるタブレット端末。 「HUAWEI M-Pencil」に非対応な点には注意が必要ですが、使い勝手が良く、子供が中学生や高校生になっても十分に学習や動画閲覧等に使うことができます。長く使えるタブレットを選びたい方におすすめ。

おすすめの小学生向けタブレット(Android)

価格
保証 購入日から1年
通信モデル LTE、Wi-Fi
対応OS Android8.0
容量 16GB、32GB
画面サイズ 10.1インチ
機能 ブルーライトカット:○
防水機能:○
セキュリティ・制限機能 ○ …キッズモードを搭載
おすすめの用途 動画閲覧/学習/ゲーム

HUAWEI MediaPad T5公式サイトへ行く

iPad(第9世代)【iOS】

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出典:iPad公式サイト

10.2インチのディスプレイ

iPadでは、10.2インチの大きなディスプレイを採用。学習用・動画閲覧用として、小学生にも使いやすい大きさです。また、「True Tone」というApple独自のディスプレイの明るさ調整機能があるのも嬉しいポイント。周囲の明るさによって画面の明るさを自動調整してくれるため、目の負担を軽減することもできます。

Apple Pencil(第1世代)を使ってお絵描きもできる

iPadでは、Apple Pencil(第1世代)を使ってお絵描きができる点も嬉しいポイント。特にiPadは、ペンシルでの描き心地の良さには定評があり、お絵描き以外でも画面に直接メモを取ることが可能。タブレットを用いた学習に使いたい場合にも便利な機能です。また、「Smart Keyboard」を接続することで、タイピングも可能に。プログラミング学習にも役立てられます。

リーズナブルなiPad。コストパフォーマンスがよく使いやすい

iPadは、39,800円(税込)〜と、数あるiPadの中でもコストパフォーマンスが良く、リーズナブルな料金で購入できます。また、Apple製品に共通するセキュリティ機能や、制限機能ももちろん付帯。「ペアレンタルコントロール」を利用して、不適切なコンテンツをしっかりと制限することもできます。安心して使える点もiPadの魅力でしょう。

おすすめの小学生向けタブレット(iOS)

価格 WiFi 64GB:39,800円(税込)
WiFi 256GB:57,800円(税込)
Cellular 64GB:56,800円(税込)
Cellular 256GB:74,800円(税込)
※ Cellular:LTEモデルのこと
保証 購入日から1年
通信モデル LTE、Wi-Fi
対応OS iPadOS15
容量 64GB、256GB
画面サイズ 10.2インチ
機能 防水機能:×
セキュリティ・制限機能
おすすめの用途 動画閲覧/学習/ゲーム/お絵描き

iPad(第9世代)公式サイトへ行く

iPadを使用する際の選び方は?

一口に「iPad」と言っても種類がたくさんあり、選び方に悩む方も多いはず。実は、iPadを選ぶ際には、押さえておきたい基本知識があります。
以下では、小学生向けにiPadを購入する際に知っておきたい基本のポイントをチェックしましょう。

iPadを選ぶ際は、「①シリーズ(機種)」、「②世代(発売バージョン)」、「③ストレージ容量」の3つのポイントを押さえて比較するのがおすすめです。

iPadを選ぶ際のポイント

  1. シリーズ …機種のこと。iPad(無印)、iPad mini、iPad Air 、iPad Proの4種類
  2. 世代 …発売バージョンのこと。シリーズによって最新世代が異なる。
  3. ストレージ容量 …64GB、128GB、256GB等、シリーズや世代によって選択できる容量が異なる。

iPadは、シリーズによってスペックや機能が異なり、価格にも差があります。小学生向けタブレットとしてiPadを選ぶ場合は、予算や用途に合わせて機能を比較しながら選ぶことが大切です。

ちなみに、小学生におすすめのiPadは、「iPad(第9世代)」ですが、小学校高学年〜中学生以上の場合は、より多機能で使いまわしやすい「iPad Air」もおすすめです。

iPad Air

「iPad Air」は、Apple Pencil(第2世代)に対応したタブレット。iPad Proと比較し、リーズナブルな価格だが、M2チップを搭載しており基本的な機能はほぼ同等。学習から動画閲覧、ゲーム、お絵描きまで幅広い用途に対応しており、キーボードを利用すれば、PCの代替としても使用できる。大人になるまで長く使える高性能なiPadを使いたい場合におすすめ。

まとめ

今や小学生にも必須のツールと言えるタブレット。今後、タブレットを用いて学習するケースが増えてくる中学生や高校生に向けても、小学生のうちからタブレットの使用に慣れておくことは、メリットがあると言えるでしょう。

ちなみに、小学生向けタブレットを選ぶ際は、どの用途であっても画面サイズがある程度大きくて見やすいもの、また、セキュリティ機能や制限機能があり、子供が安心・安全に使えるタブレットを選ぶのがおすすめです。また、長く使ってほしいと考えている場合は、ある程度OSや機種が新しく、機能が充実しているタブレットを選ぶとよいでしょう。

小学生向けのタブレット選びに悩んでいる方は、本特集も参考に、子供にあったタブレットを見つけましょう!

Writer:西山 沙輝

Hayakawa所属のライター・編集者。主な執筆ジャンルは教育、エンタメ・カルチャー、転職・就職、金融等。小学生~高校生を対象に学習塾での指導経験あり。中学、高校、大学の受験指導実績も。

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