タブレットの学習効果を実証。東京都福生市が小学3年生全員にタブレットを配布

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Written By 働くママ編集部

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タブレット学習と聞いても、小学生の子どもを持つ親世代にとっては、まだまだなじみが薄いため

「ゲームで遊んでしまうのでは?」
「勉強は紙とペンするもの」
「学習効果がないのでは?」

というように、ついつい否定的な考えを持ってしまう方も少なくありません。

実は働くママ プラス編集部の内部でも当初は否定的でした。ただ実際には多くの家庭がタブレット学習に取り組んでおり、編集部が「これではいかん!」と各社のタブレットをお試しした結果、その考えは180度変わり、今では今後はタブレット学習が中心になる(むしろ一部強化では中心になるべき)と考えを改めています

ちなみに2017年時点で、すでに小学生の家庭学習の分野では、かなりタブレット学習の導入が進んでいますが、学校教育の分野ではまだまだタブレット学習に対する理解が進んでいないのが現状です

今回の働くママニュースは、その現状にメスを入れる東京都福生市の取り組みをご紹介したいと思います。

東京都福生市の教育委員会は、授業が終わった後、子どもに学習内容の理解について質問すると「分かった」という回答が得られるものの、翌日に前日の授業の内容を復習すると、実際には理解しておらず、解答できないケースが多いことに対して大きな問題意識を持っていました。

そこで立てた仮説は、子どもの家庭学習が不足しているのではないかということです。(※実際にデータを取ったところ、他市との比較で家庭学習が少ないという結果も出ていました。)

タブレット学習

この問題を解決するため、福生市の教育委員会が注目したのがタブレット学習です。福生市は算数の分野であれば、タブレット端末を活用することで、自動採点も容易で、子どもの宿題を添削する親の負担も減らすことができ、且つ家庭学習の見える化もできると判断し、平成27年からの2年間、凸版印刷と慶応義塾大学と連携し、タブレット学習の効果の測定に取り組みました。

具体的には小学3年生に個別学習用デジタル教材を配布し、学習時間と偏差値を測定しており、以下はその結果です。

福生市によるタブレット学習の効果(対象:小学3年生 科目:算数)
学習時間:平均15分増加
偏差値:1.6ポイント上昇

これは平均のデータであり、誤差の範疇を大きく上回っており、明確にタブレット学習は効果があるという証拠と言って良いでしょう

ちなみに福生市では、この結果を受け、平成29年2月に1,300万円の予算を計上。2017年9月にiPad450台を市内7校の小学3年生全員に配布することを決定しています。

福生市では、現在の算数に限らず、インターネットに接続したタブレット端末を活用した調べ学習や、カメラ機能を体育の授業に活かすことなども予定しており、今後も市内の小学生の学力向上にタブレット端末を活用するとのことです。

このニュースを見ると福生市の小学3年生をうらやましく思ってしまいますが、我々は地元の教育委員会の対応を待つ余裕はありません。

親としてできることは子どもにとって最適な学習環境を用意してあげることです。タブレット学習に効果があるということが実証されている以上、子どもの学習の選択肢として、タブレットを除外するのは「親のエゴ」であり、子どもの学力の向上を妨げてしまうことになりかねません。

タブレット学習に興味がある方はもちろん、タブレット学習に対して懐疑的な思いがあるという方も、この機会に考えを改め、タブレット学習の利用を検討してみてはいかがでしょう?

働くママプラスが、受講できる科目や料金、特徴などを比較したタブレット学習比較も要チェックです。

参考サイト
福生市、小3全員にタブレット貸与…算数の個別学習に活用