共働き家庭のための貯金方法
共働き家庭の月間収入・支出・貯蓄額とは?
共働き家庭は収入が二人分になるため、家計に余裕があるように思えますが、実際にはなぜか貯金がなかなか増えないと悩むご夫婦も多いものです。
「平成26年 全国消費実態調査(総務省)」によると、未婚の子供を持つ世帯の共働き世帯と専業主婦世帯(妻が無職)では、共働き世帯の方が平均の収入は多いものの、専業主婦世帯の方が貯蓄(生命保険や有価証券も含む)が多く、負債も少ないという結果がでています。つまり、共働き家庭は、「世帯収入が増える=貯金が増える」ではないということをしっかりと認識する必要があります。
未婚の子供を持つ世帯の平均月間収入と支出 共働き世帯と専業主婦世帯比較 (単位:円)
共働き世帯 | 専業主婦世帯 | |
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月収 | 545,826 | 466,195 |
貯蓄現在高 | 9,530,000 | 1,073,100 |
負債現在高 | 9,475,000 | 8,495,000 |
参考:平成26年全国消費実態調査(総務省HPより)
未婚の子供を持つ共働き家庭の家計を詳しく見てみると、月収は平均で54.6万円。税金や社会保険料などを差し引いた可処分所得(手取りの収入)は、44.9万円に対して、消費支出は33.3万円になっており、単純に差し引くと、毎月10万円程度貯金できることになります。妻の年齢別にみると、年齢が上がるのにつれて月収も高くなりますが、この可処分所得と消費支出の差額(家計の黒字額)は、どの年齢層においても、10万円〜13万円の範囲になっています。この黒字の部分を「いつの間にか使ってしまって、全く貯金できていない・・・」と後悔しないためにも、計画的に貯金できる仕組みを作ることが大切です。
未婚の子供を持つ共働き世帯の年齢別平均月間収入と支出 (単位:円)
平均 (妻が30歳未満〜65歳以上) |
妻が30歳未満 | 妻が30〜34歳 | 妻が35〜39歳 | 妻が40〜44歳 | 妻が45〜49歳 | |
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月収 | 545,826 | 414,725 | 466,326 | 515,770 | 551,393 | 592,021 |
可処分所得 | 449,467 | 352,524 | 395,403 | 429,656 | 448,498 | 483,017 |
消費支出 | 332,836 | 257,516 | 284,501 | 291,623 | 321,891 | 378,655 |
貯蓄現在高 | 9,530,000 | 3,512,000 | 5,461,000 | 6,179,000 | 8,526,000 | 10,060,000 |
負債現在高 | 9,475,000 | 6,612,000 | 12,091,000 | 12,868,000 | 11,342,000 | 8,680,000 |
参考:平成26年全国消費実態調査(総務省HPより)
共働き家庭の貯金ポイント
共働き家庭の貯金方法① 普通預金を見直す
バブル時代は、普通預金でも年利2%程度の金利を付与していた金融機関がありましたが、超低金利時代とよばれる現在では、メガバンクの普通預金の金利は0.001%とほぼゼロと言って良い状況です。つまり、給与が振り込まれる口座にそのままお金を預けているだけでは、お金を効率的に貯めることは難しいといえるでしょう。このお金を少しでも増やすためには、貯金方法の見直しが必要です。
イオン銀行の普通預金
編集部がおすすめするのは、イオン銀行とイオンカードを活用し、普通預金の金利を定期預金並みにひき上げる裏技です。ちなみにイオン銀行の普通預金金利は、通常では0.001%ですが、年間費無料のイオンカードセレクトユーザーなら、普通預金が最大0.15%と、なんとメガバンクの100倍以上に。定期預金とは異なり、普通預金であればすぐに入出金できる点も魅力の一つ。普通預金を活用し、賢く貯金したいという方はしっかりチェックしておきましょう。
普通預金金利 | 普通預金金利 (銀行口座のみ)0.001% (イオンカードセレクトユーザー)最大0.15% |
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共働き家庭の貯金方法② 夫婦用の共通口座を作る
共働き家庭は、日々仕事や子育てに忙しく、お金の管理はついつい後回しになりがちです。貯金を計画的に増やしていくためには、夫婦でお金を積み立てるための共通口座を作り、お互いの給与口座からに自動で入金される仕組みを作ると良いでしょう。
前述の通り、普通預金の金利は非常に低いので、一定期間使わないお金は少しでも金利の高い銀行の定期預金へ定期的に振替を行うことも大切です。ネットバンクは、メガバンクの定期預金と比較すると、金利が高い傾向にあるので、貯金用の口座として開設しておくとよいでしょう。
住信SBIネット銀行
住友信託銀行(現三井住友信託銀行)とSBIホールディングスが共同出資し、2007年にサービスを開始したネット銀行。最大の魅力は、ATM手数料、他行宛の振込手数料がランクに応じて月最大15回まで無料になるサービスと、定期預金の高さ。ネット証券口座開設数No.1のSBI証券と連動させることで預金金利がアップするSBIハイブリッド預金の金利が高い点も魅力となっているので、株や債権の運用に興味のある方にもおすすめ。
定期金利 | (1ヶ月)0.02% (6ヶ月)0.02% (1年)0.02% |
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共働き家庭の貯金方法③ お得なクレジットカードを活用する
クレジットカードの活用は、支出管理が簡単になり、ポイントをしっかり貯められる点が魅力。但し、百貨店やスーパーなどの入会キャンペーンにつられて、沢山クレジットカードは作るものの活用できていない・・・となってしまうと意味がありません。「年会費」や「ポイントの還元率」などのお得度をしっかりとチェックして、2枚〜3枚にまとめて活用するのがおすすめです。
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楽天カードは、家族カード含め年会費永年無料、利用する場所を問わず100円につき1ポイント(=1円相当)以上という高い還元率が最大の魅力。(※楽天市場での買い物では、ポイント最大14倍) スマホアプリで簡単に明細を確認できるので、忙しい共働き家庭でも家計簿代わりに支出管理をすることができる。
年会費 | 永年無料 |
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楽天カードの口コミ
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