革ジャン(レザージャケット)を洗えるおすすめの宅配クリーニングは?

Written: 長尾 尚子

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革ジャン(レザージャケット)を洗える宅配クリーニングはある?

こだわりのファッションアイテムとして愛用者が多い革ジャン(レザージャケット)。
革製品のクリーニングは、専門の技術や設備が必要なため、クリーニング店の中でも対応の可否が分かれます。
しかし、最近は技術力のある宅配クリーニングが、革製品のクリーニングを対応可とするケースが増えてきました。
「革ジャンの汚れが気になってきたけれど、近くに革製品を依頼できるクリーニング店がない。」「店舗まで受け渡しに出向くのが面倒・・・」という場合は、この機会に宅配クリーニングの利用を検討してみるのも選択肢の1つ。

そこで今回は、革ジャンのクリーニングを考えている方向けに、革ジャンをクリーニングに出す場合の頻度や注意点、革製品に対応しているおすすめの宅配クリーニング情報、革ジャンのクリーニング後の保管方法や日常のお手入れについて解説します

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この記事でわかること

  • 革ジャンのクリーニング頻度や普段のお手入れ方法
  • 革ジャンをクリーニングに出す場合の注意点
  • 革ジャンのクリーニングに対応しているおすすめの宅配クリーニング

革ジャンのクリーニング頻度はどれくらい?

革ジャン・画像

革ジャンをクリーニングに出す頻度は、シーズン中の着用回数によって異なります。
毎日、あるいは週に数日など、着る頻度が比較的高い場合は、1~2年に1回程度、シーズンオフ(梅雨入り前頃)になった時点でクリーニングに出すと良いでしょう。
特に革ジャンの内生地は、汗や皮脂が付着しやすいため、クリーニングでしっかり汚れを落とすことで染みや黄ばみを防ぐことができます。

一方、シーズン中に数回程度しか革ジャンを着ないようであれば、3~5年に1回のクリーニングでも問題ありません
ただし、汚れや臭い、カビなどが気になる場合は、その時点でクリーニングに出し、必要に応じて「カビ抜き」などのオプションサービスを利用すると良いでしょう。

革ジャンのクリーニングはオプションサービスの利用がおすすめ

革ジャンをクリーニングに出す場合は、オプションサービスを併用するのがおすすめです。「カビ抜き」や「シミ抜き」など気になる部分のクリーニングはもちろん、汚れの付着を防ぐ「撥水加工」を追加すると、革素材をより長持ちさせることができます
革製品に対応したクリーニング店では、それぞれのレザーアイテムに適したオプション加工を提供していることが多いので、ぜひチェックしてみましょう。

カビ抜き ジャケット表面の白カビ、生地裏などの見えない部分のカビを落とせる
撥水加工 革にとって大敵の水濡れによる痛みを防げる。革ジャンのクリーニングでは特におすすめ
補色(色補正) 色褪せや擦り切れで古くなった革ジャンの見栄えを良くできる

革ジャンをクリーニングに出す場合の注意点は?

革ジャンをクリーニングに出す場合は、依頼する前に以下のポイントをチェックしておきましょう。

革製品に対応したクリーニング店か

クリーニング店によっては革製品のクリーニング実績が少ない場合があります。
牛や羊といった革の素材や、表面の加工状態に合わせて洗い方・乾燥方法を選択しているクリーニング店が安心
革製品コースのあるクリーニング業者や、ホームページ等でクリーニング工程を確認できる業者を選びましょう。

料金と送料、オプションサービスはいくらか

特に革ジャンはクリーニングの中でも特殊な衣類の扱いとなるケースが多く、一般の衣類よりもクリーニング料金は高くなります。

料金体系はクリーニング店ごとに様々。複数の業者を比較する場合は、基本のクリーニング料金に加えて、送料、オプションサービスなどの料金も含め、トータルでいくらになるかを比べると良いでしょう

仕上がり日数

革製品のクリーニングは、一般的な衣類のクリーニングよりも仕上がりに時間がかかるのが一般的。クリーニング後に着る予定がある場合は、仕上がりまでの日数も確認しておくと安心です。

ほつれやファスナー修理などの対応

革ジャンにほつれやファスナーの破損などが見つかった場合の対応も確認しておきましょう。
クリーニング店によっては補修や修理に対応しています。ただし、破損状態によっては「クリーニング不可」として戻される場合も。
補修の可否をあわせて、料金の有無(有料か無料か)もチェックしておきましょう。

革ジャンのクリーニング失敗例

  • 生地の表面にヒビが入った
  • 色落ちした
  • 手触りがざらざらになった/風合いが変わった

革製品の取り扱いに慣れていないクリーニング店に依頼した場合、革の素材に合わせたクリーニングを行う技術や設備がなく、せっかくの革ジャンを痛めてしまう場合があります。
事前に革製品への対応をチェックするのはもちろん、初めてクリーニングに出す場合は、クリーニング前の革ジャンの写真をスマホなどで撮影しておくのもおすすめです。ジャケット全体のかたちや色味、付属品、カビや汚れの様子など記録しておくと、万一のトラブル時に役立つでしょう。

革ジャンのクリーニングに対応しているおすすめの宅配クリーニング

ここでは、革ジャンをはじめとした革製品のクリーニングが可能な宅配クリーニングを紹介します。

キレイナ

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出典:キレイナ 公式サイト

キレイナは、高級ダウンやレザー製品、毛皮、着物、ドレスなどの特殊衣類にも対応可能な宅配クリーニング。ウェディングドレスや舞台衣装などのクリーニングを手がける「ディアハート」の技術スタッフが技術を提供しており、衣類を1点1点検品した上で、ブランド・素材・デザインに合わせた最適な洗い方でクリーニングを行う。
革ジャンは、クリーニングに加え、撥水加工やシミ抜き・カビ抜き、補修、色補正などを依頼可能
衣類ごとにオーダーメイドのクリーニングを行うことから料金はやや高めだが、大切な衣類を丁寧に洗ってほしい場合におすすめ。

料金(税込)

ジャケット/ブルゾン レザー(銀面) 1点11,000円
レザー(スエード/ヌバック/ムートン) 1点19,800円

送料(税込)

往復2,750円
※合計金額11,000円以上で無料(北海道/沖縄/離島は合計金額22,000円以上で無料)

オプション(税込)

サービス 料金 納期延長
汚れ防止&撥水加工 1点2,200円 -
消臭&防カビ・抗菌加工 1点2,200円 -
全体毛玉取り 1点2,200円 -
撥水&消臭・抗菌トータルケア 1点3,850円 -
シミ処理 1点1,000円~ +1週間
白カビ処理 1点1,650円~ +1週間
色修正(5cm程度) 1点5,500円~ +4~6週間
色修正(全体) 1点55,000円~ +4~6週間
穴/破れ修理 1点1,650円~ +1~8週間
ポケットの穴/ほつれ修理 1点1,100円~ +1~8週間
ファスナー交換 1点5,500円~ +1~8週間

仕上がり日数

4~8週間

おすすめのポイント

  • 衣類1点1点を検品し、その服に合った洗い方でクリーニング
  • 汚れがしっかりと落ちる水洗い(ウェットクリーニング)を採用
  • クリーニング前に見積もり(見積り後のキャンセル&一部キャンセル可※全キャンセル時は送料のみ負担)

キレイナ公式サイトへ行く

ラクリ

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出典:ラクリ 公式サイト

ラクリは衣類や布団、ブランド衣類のクリーニングサービスを提供する宅配クリーニング。通常の衣類クリーニングのほか、革製品を専門で扱う革クリーニングも提供しており、革ジャンは、革衣類の「全革コース」もしくは「部分革コース」で対応している。
革ジャンの素材やデザインに応じて、独自開発の多種多様な洗剤から熟練スタッフが最適なものを選択。洗濯機を使わず1点ごとに丁寧な洗いを行う。
カビ抜きや革製品の色かけ(リカラー)は料金内に含まれており、送料も無料とリーズナブル。2着以上の革衣類を頼みたい場合は、最大3着までセット料金でクリーニングできる。

料金(税込)

革クリーニング※衣類クリーニングは革製品対象外
コース 基本料金 追加点数・オプション
全革コース
(総革・総ムートン)
1点13,800円 【追加点数】
2着:+6,600円
3着:+13,200円
【オプション】
バイク用レーシングスーツ:1点+5,500円
ダウン:1点+3,300円
部分革コース
(部分革・部分ムートン)
1点10,800円 【追加点数】
2着:+5,500円
3着:+11,000円
【オプション】
ダウン:1点+3,300円

送料(税込)

無料(北海道、沖縄、離島は革クリーニング対象外)

仕上がり日数

30~60日程度

おすすめのポイント

  • カビ落とし、色かけ(リカラー)を料金内で対応
  • レザー、ダウン、ファーなどの混合衣類もクリーニング可能
  • 検品後のクリーニング前に見積もり(キャンセル時はキャンセル料30%)

ラクリ公式サイトへ行く

リナビス

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出典:リナビス 公式サイト

リナビスは、熟練の職人による高いクリーニング技術と充実した無料サービスに強みを持つ宅配クリーニング
革ジャンのクリーニングは「皮革衣類コース」で取り扱っており、検品から乾燥までの工程を革製品のクリーニングに実績を持つ職人が手作業で対応している。擦り切れや色褪せも「色補正」のオプション(有料)で補修できるほか、カビ抜きや撥水加工も依頼可能。カバンや財布など他の革製品・ブランド品も一緒に依頼できるので、レザーアイテムやハイブランドアイテムを複数持っている場合はチェックしておきたい。

仕上がりの納期も約1か月と革ジャンのクリーニングとしては早く、送料が無料となる点も嬉しい。専門の職人にしっかりとメンテナンスを依頼したい場合に、特におすすめ。

料金(税込)

皮革衣類コース 1点16,000円

送料(税込)

無料

オプション(税込)

サービス 料金
カビ抜き加工 1点550円
撥水加工 1点3,300円※毛皮・ムートンは非対応
発送セット 1点330円
色補正(皮革衣類コース) 1点11,000円

仕上がり日数

約1か月

おすすめのポイント

  • 皮革衣類コースはすべての工程を熟練職人が手作業で対応
  • 新規会員登録ですぐに使える550円分のポイントをプレゼント

リナビス公式サイトへ行く

革ジャンの普段のお手入れや保管方法は?

革ジャンは、クリーニングで汚れを落とす以外にも、普段のお手入れや保管方法に気を配ることで寿命が大きく変わります。
シーズン中に革ジャンを着る場合や、クリーニング後の革ジャンを来シーズンまで保管する場合は、正しいお手入れと保管方法でメンテナンスをしましょう。

革ジャンの普段のお手入れ方法

シーズン中に着用する場合は、1週間に1回程度、ブラシで表面のホコリを落とします。ブラシは毛の柔らかい馬毛がおすすめ。
ホコリが溜まりやすい襟、袖口、ポケット、ステッチ(縫い目)、ファスナーやボタンの周囲などを中心に軽くブラッシングをします。

雨などで革ジャンが濡れた場合は、早めに乾いたタオルで水気をぬぐいましょう。新聞紙とタオルで革ジャンの生地を挟み、タオルを押し付けて水気を吸い取るようにすると革を痛めません。
ドライヤーは水シミの原因や革が固くなる原因になるので、使用しないほうが無難です。
水気を拭いたあとは、直射日光を避けて風通しの良い場所に吊るし、よく乾かします

水濡れがひどい場合は、オイルやクリームで油分を補給すると良いでしょう。乾燥したあとは防水スプレーをかけておくと、防水に加えて汚れ防止にもなります。

来シーズンまでの革ジャンの保管方法

クリーニングから上がってきた革ジャンは、通気性のあるカバーをかけ、たたまずにクローゼットで吊るして保管しましょう。1~2か月に一度、陰干しで風に当てると、カビの原因となる湿気を抑えられます。
なお、ビニール製のカバーは湿気が溜まりやすいため、必ず衣類保管用のカバー(不織布など)を使いましょう。

また、年に1~2回程度、革ジャンを使いはじめるタイミングやクローゼットに保管するタイミングでクリームやミンクオイルでメンテナンスします
革の表面にクリームやオイルを薄く塗り、柔らかい布やクロスで刷り込んだあと、風通しの良い場所で陰干しをしましょう。オイル等の量が多いとカビの原因となるため、薄めに塗るのがポイントです。

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