育児・子育て
月額料金のかからないキッズスマートウォッチはある?SIMありとSIMなしはどちらがおすすめ?
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月額料金がかからないキッズスマートウォッチはある?
幼稚園や小学校に上がった子供の見守り・防犯対策として、GPS機能がついた電子機器を持たせたいと考えている保護者の方は多いでしょう。子供が肌身離さずに持てるキッズスマートウォッチは、キッズスマホやキッズ携帯と比較すると置き忘れや紛失の心配が少なく、デバイスの操作に慣れていない小さな子供でも使いやすい点がメリットです。
キッズスマートウォッチには、SIMを利用する月額料金がかかるタイプと、SIMなしで月額料金がかからないタイプの2種類があります。このうち、見守り機能を使えるのは、SIMを使用する有料タイプのキッズスマートウォッチのみ。しかし、使いたい機能によっては、SIMなしのスマートウォッチで足りるケースもあります。
そこで今回は、キッズスマートウォッチをテーマに月額料金がかかるスマートウォッチとかからないスマートウォッチの違いや、毎月の料金の目安、おすすめのキッズスマートウォッチや格安SIMについて解説します。
目次
キッズスマートウォッチのSIMあり、SIMなしの違いは?
キッズスマートウォッチは、様々な機種が販売されており、SIMをセットして使うタイプとSIMなしで利用可能なタイプの大きく2つに分かれます。
SIMありのキッズスマートウォッチでできること
- GPSを利用した見守り機能
- SOS機能などで保護者に緊急連絡
- 指定エリアへの到着を確認
- 音声通話・ビデオ通話・チャットなどの通信機能
- 時刻表示・アラーム機能
- 音楽再生、歩数計、カメラ機能
- Wi-Fi環境でなくても通信可能
- 月額料金がかかる(キャンペーンで一定期間無料の場合も)
SIMありのキッズスマートウォッチの特徴は、GPSと通話機能を搭載し、子供の現在地の把握や子供との通話ができる点です。
細かな機能はそれぞれの機種ごとに異なるものの、多くのキッズスマートウォッチは、子供がトラブルに遭った場合に緊急連絡を送信するSOS機能や、子供が目的地に到着した場合の通知機能などを備えています。
また、あらかじめ登録した保護者のスマートフォンと音声やビデオで通話し、チャットメッセージを送ることも可能。
ただし、利用にあたってはSIM契約が必要となり、毎月の利用料金がかかります。
SIMなしのキッズスマートウォッチでできること
- 時刻表示・タイマー機能
- 音楽再生機能
- カメラ機能
- 通信機能付きの機種ならWi-Fi環境があれば通話やチャットが利用可能
- 月額料金が不要(本体代のみ)
一方、SIMを使用しないキッズスマートウォッチは、時計機能や音楽再生機能、カメラ機能の利用が主な目的になります。機種によっては、Wi-Fiを利用した通信機能を備えているものもありますが、Wi-Fiのない場所では通信ができないため、外出先での見守りや通話には不向きです。
SIMありのキッズスマートウォッチと比較すると、SIM契約が不要で気軽に持てる点や月額料金がかからない点がメリットと言えるでしょう。
GPSや通話機能を使うなら「SIMあり」のキッズスマートウォッチ一択
見守り機能や防犯対策を目的として子供にキッズスマートウォッチを持たせる場合は、SIMありのスマートウォッチを選びましょう。
キッズスマートウォッチに対応した格安SIMは、月額料金がかかるものの、金額は数百円程度と割安で、1~3か月の無料キャンペーンを実施している業者も少なくありません。
月額無料で見守り機能を使いたい場合は「買い切り型のGPS」も選択肢に
月額料金をかけずにGPSによる見守りをしたい場合、買い切り型のGPSデバイスを選択する方法もあります。「スマートタグ」や「スマートトラッカー」と呼ばれる小型のGPS機器は、家の鍵や定期券といった子供の持ち物に付けておくことで、スマホアプリの「探す」機能を利用し、現在地を特定できます。
緊急時のSOS機能や保護者との通信機能はないため、キッズスマートウォッチと比較すると防犯性能は劣るものの、本体価格のみで使用できる点がメリットです。
キッズスマートウォッチにおすすめの格安SIM
SIMを挿入して使うキッズスマートウォッチは、MVNO各社や大手キャリアのサブブランドが提供する格安SIMを契約する必要があります。ここでは月額料金がリーズナブルな、キッズスマートウォッチにおすすめの格安SIMを紹介します。

出典:LINEMO 公式サイト
LINEMOは、大手携帯キャリア・ソフトバンクがオンラインのみで提供する携帯電話のサブブランド。低料金プランを特徴としており、月のデータ容量3GBの「ミニプラン」が月額990円(税込)で利用できる。
ソフトバンクからの乗り換えはもちろん、他キャリアからの乗り換えも契約事務手数料は無料。SIMカードの再発行やeSIMの発行手数料も無料となっている。また、未成年(18歳未満)を対象としたフィルタリングサービスも無料で利用可能。
新規契約で3か月分のPayPayポイントがもらえるキャンペーンを開催している。
主なプランと料金(税込)
ミニプラン(3G) ※通信速度:300kbps、eSIM対応 |
月額990円 |
---|---|
スマホプラン(20G) ※通信速度:1Mbps、eSIM対応 |
月額2,728円 |
MNO(大手キャリア)回線
ソフトバンク
キャンペーン
- 【ミニプラン】他社からの乗り換えでPayPayポイント990円相当を最大3回分プレゼント(実質3か月間無料)
- 【スマホプラン】他社からの乗り換えでPayPayポイント10,000円相当をプレゼント+新しい電話番号での契約でPayPayポイント3,000円相当プレゼント

出典:IIJmio 公式サイト
IIJmioは、インターネットイニシアティブが提供するドコモ回線もしくはau回線を利用したMVNO。割安な料金プランと幅広い通信エリアから人気が高い。料金プランは月のデータ容量を2GB(月額850円・税込)から最大50GB(月額3,700円・税込)まで選択可能。その他、初期費用として3,300円(税込)、SIMカードの発行手数料が220~446.6円(税込)がかかる。SIMカードの再発行手数料は2,200円(税込)。
月額料金以外のコストがかかる点には注意が必要だが、最大6か月間、月額料金が440円割引になるキャンペーンを開催しているので上手く活用したい。
主なプランと料金(税込)
初期費用(ギガプラン) | パッケージ価格/初期費用 | 3,300円 |
---|---|---|
SIMカード発行手数料(SIMカード) | タイプD:433.4円 タイプA:446.6円 |
|
SIMプロファイル発行手数料(eSIM) | タイプD:433.4円 タイプA:220円 |
|
音声SIM | 2ギガ | 月額850円→410円(3/31まで) |
5ギガ | 月額990円→550円(3/31まで) | |
10ギガ | 月額1,500円→1,060円(3/31まで) | |
15ギガ | 月額1,800円→1,360円(3/31まで) | |
20ギガ | 月額2,000円→1,560円(3/31まで) | |
30~50ギガ | 月額2,700~3,700円→1,350~1,950円(3/31まで) | |
データSIM(タイプD) | 2ギガ | 月額740円 |
5ギガ | 月額900円 | |
10ギガ | 月額1,400円 | |
15ギガ | 月額1,730円 | |
20ギガ | 月額1,950円 | |
30~50ギガ | 月額2,640~3,840円 |
MNO(大手キャリア)回線
ドコモ、au
キャンペーン
- 【ギガプラン】最大6か月間、月額440円割引(3/31まで)

出典:NUROモバイル 公式サイト
NUROモバイルは、ソニーグループがドコモ回線、ソフトバンク回線、au回線を利用して提供するMVNO。高品質SIMプランの「NEOプラン」「NEOプランW」と、格安SIMプラン(バリュープラス)の「VS~VLLプラン」、通話のかけ放題が付いた「格安SIM(かけ放題ジャスト)」など、ライフスタイルに合わせて選べる料金プランを提供している。
大手3キャリアの回線を自由に選択できるほか、他キャリアからの乗り換えでキャンペーンを開催している点も嬉しい。初期費用は登録事務手数料3,300円(税込)とSIMカード準備料440円(税込)がかかるものの、割安なSIMプランを探している場合は要チェック。
主なプランと料金(税込)
初期費用 | 登録事務手数料 | 3,300円 |
---|---|---|
SIMカード準備料 | 440円 | |
音声通話付きSIM | NEOプラン(20GB) | 月額2,699円 |
VSプラン(3GB) | 月額792円→初月無料 | |
VMプラン(5GB) | 月額990円→初月無料 | |
データ+SMS(ドコモ、au回線のみ) | VSプラン(3GB) | 月額792円 |
VMプラン(5GB) | 月額990円 | |
データ専用 | VSプラン(3GB) | 月額627円 |
VMプラン(5GB) | 月額825円 |
MNO(大手キャリア)回線
ソフトバンク、ドコモ、au
キャンペーン
- 音声通話付きSIMのVSプラン(3GB)/VMプラン(5GB)他に申し込むと利用開始月は月額料金が0円。乗り換えでさらに3か月間割引。

出典:HISモバイル 公式サイト
HISモバイルは、「エイチ・アイ・エス」と「日本通信」がドコモ回線を利用して提供するMVNO。低価格な音声通話付きSIMと、データ通信SIMに定評がある。1GBからの低容量プランが充実しているほか、データ使用量が100MB未満の場合は月額基本料の割引も受けられる。初期費用も初期手数料3,300円のみとリーズナブル。海外通話に対応した料金プランも選択できるので、国内だけでなく海外で使える格安SIMを探している場合も有力な選択肢となるだろう。
主なプランと料金(税込)
初期費用 | 初期手数料 | 3,300円 |
---|---|---|
自由自在プラン(音声通話・SMS・データ通信) ※5分間かけ放題……+月額500円 |
1GB | 月額550円(100MB未満の月は290円) |
3GB | 月額770円 | |
7GB | 月額990円 | |
20GB | 月額2,190円+5分間かけ放題付き | |
50GB | 月額5,990円+5分間かけ放題付き | |
データ定額440プラン(データ通信) ※SMS付き(7GBまで)……+月額50円 |
1GB | 月額440円 |
3GB | 月額580円 | |
7GB | 月額880円 | |
20GB | 月額1,980円 | |
50GB | 月額4,980円 |
MNO(大手キャリア)回線
ドコモ
キャンペーン
- 月額SIMプランの新規契約と各種サービスの同時契約で最大15,000円をキャッシュバック
おすすめのキッズスマートウォッチ(SIMあり)
格安SIMを挿入して使うキッズスマートウォッチは、様々なスマートデバイスメーカーから販売されています。購入する際は、価格や機能に加えて、対応する格安SIMのメーカーや、トラブル時のサポート体制についてもチェックしましょう。

出典:myFirst Fone R1 公式サイト
シンガポール発の子供向けスマートデバイスメーカー「myFirst」が提供するキッズスマートウォッチ。購入時に本体とSIM(任意)を選択し、オンラインで購入できる。GPSを利用した追跡機能、SOS機能、子供が指定エリアを出た場合に通知するセーフゾーン機能などの見守り機能を搭載。日本語のひらがな表記に対応しており、小さな子供でもメッセージが理解しやすい。SIMはソフトバンク回線とドコモ回線に対応。
価格(税込) | 22,000円→16,800円 |
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対応SIM | ソフトバンク回線(タイプDおよびタイプS)とNTT回線4G対応のSIMカード 例)LINEMO、IIJmio、Y!mobile、ビッグローブ、TONEモバイル、NUROモバイルほか |
必要データ量の目安 | 月間1~2GB程度 |
主な機能 |
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出典:myFirst Fone R1 公式サイト
中国のデバイスメーカー「掌通家園」が提供するキッズスマートウォッチ。日本のSIMにも対応しており、「LINEMO」「日本通信」「BIGLOBE」「b-mobile」「IIJmio」「NUROモバイル」の6社が推奨SIMとして指定されている。
見守り・防犯機能ではGPSによる測位機能やSOS機能を搭載。音声通話・ビデオ通話・音声チャットで保護者と連絡がとれるほか、音楽再生、ビデオ・写真撮影など子供自身が楽しむための機能も利用できる。
価格(税込) | 12,000円 |
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対応SIM | LINEMO、日本通信、BIGLOBE、b-mobile、IIJmio、NUROモバイル |
必要データ量の目安 | 月間1GB程度 |
主な機能 |
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