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知育にも効果あり!3歳からのおうち遊び おすすめ5選

Written: KARNA

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幼児を子育て中、子供が幼稚園や保育園に通っていても、平日の夕方や週末に家庭で過ごす時間は多いもの。おうち時間に何をしていいかわからない親は多いでしょう。同じ遊びを繰り返し、つい子供にTVやタブレットなどで動画ばかりを見せてしまうことも。
また、幼児のうちからしっかりと知育をしたい親も多いはず。手先が器用になり、言葉も多く吸収する3歳頃からが脳の発達に大切な時期。そのため、この時期から知育を取り入れると、知育効果を最大限に発揮でき、将来の可能性を広げるとも言われています

そこで本記事では、筆者がおすすめする、知育にも効果のあるおうち遊び5をつご紹介します。子供のおうち遊びにお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

KARNA

東南アジア・ラオス在住の日本語教師。ラオス人夫と娘の3人家族。異文化の面白さや国際結婚の大変さを楽しみながら、バイリンガル・トリリンガル育児に奮闘中。息抜きは、ラオスの美味しいコーヒーと果物。

3歳からのおうち遊びのメリットと注意点

遊んでいる幼児の画像

おうち遊びには知育効果のあるものが多く、メリットも豊富です。ただ、おうち遊びだけをしていれば良いわけではありません。まずは3歳からのおうち遊びについて、メリットと注意点を見ていきましょう。

3歳からのおうち遊びのメリット

おうち遊びのメリット その1気軽にすぐできる

おうち遊びの最大のメリットは、気軽にすぐできること。外出する準備や費用がかからず、思い立ったらすぐできます
遊びによっては道具を使う必要がなかったり、遊びに必要な道具や玩具がない場合でも家にあるもので代用したり、自ら作成したりして遊ぶことが可能です。子供にできることであれば、機転を利かせた代用や作成もまた重要な知育となります
また、おうち遊びの場合、家や物を汚すことや壊すことがあったとしても即時に対応できるので、誰にも気兼ねなく行えます。他人の目を気にせずリラックスした状態で遊べる点も、おうち遊びのメリットといえるでしょう。

おうち遊びのメリット その2知育の一環

知育に効果があるおうち遊びは意外にも多いもの。知育遊びによって脳を刺激することで、集中力、記憶力、創造性、想像力、社会性から論理的思考に至るまでさまざまな能力が養えます。ちなみに、「なぜなぜ期」とも言われる2歳から6歳頃に知育にも効果がある遊びをすれば、好奇心から疑問に思うことが増え、知識欲が伸びていきます
なお、おうち遊びをする場合、知育だからといって、各々の遊びが「上手にできる」のか「できない」のか、は問題ではありません。大切なのは、途中の過程で考えることや悩むこと、またはそれらを楽しむこと。たとえ上手にできなくても充分に知育効果は得られます。

おうち遊びのメリット その3コミュニケーションと生活力

家族という小さな社会の中で行われるおうち遊びは、子供にとって貴重なコミュニケーションの場。コミュニケーションは感情を表す大切な場面であり、おうち遊びを通して子供は、喜怒哀楽という感情を学びます。
また、家のなかでの全ての行動には生活が伴います。例えば、「遊んだあとはお片付け」や「手洗い」などの習慣、おままごとや工作からヒントを得た「料理のお手伝い」などは、生活に密着しています。衣食住とおうち遊びが隣り合わせであり、関連性をもたせることで子供の生活力を高められる点もおうち遊びのメリットといえるでしょう。

3歳からのおうち遊びの注意点

遊んでいる幼児の画像

おうち遊びの注意点 その1おそと遊びも取り入れて!

おうち遊びの注意点は、室内遊びだけにしないこと。室内にこもりきりでは、親子共に体力面もメンタル面も低下してしまいます。可能な限りおそと遊びも取り入れ、運動し、自然と触れ合いましょう
おうちの周辺や近所の公園へお散歩に行くだけでも、体力や観察力など、さまざまな部分で子供の力は向上します。
また、雨の続く時期など外出が難しい場合は、雨具を着てお買い物へ行く、おうち遊びでもしっかり換気するなど、外気にあたることを意識するのがおすすめです。

おうち遊びの注意点 その2危険物や貴重品などの管理をしっかりする

室内にある危険物や貴重品などは保護者の方がしっかりと管理しましょう
例えば包丁やカッターなどの刃物、工具などの鋭利な物や鈍器は、誤って使用するととても危険です。取り扱いの危険なものについては、使わない時は子供から見えない所や、子供の手の届かない場所に置くなど、管理をしっかりと行いましょう。

また、金品や重要な書類なども、出しておくと破損や紛失のおそれがあるため、危険物と同様、親がきちんと片づけておくこと
おうち遊びは、安全に楽しくできることが最重要です。

【知育にも効果あり!】 3歳からのおうち遊び おすすめ5選

以下では、知育効果のあるおすすめのおうち遊び5つを紹介していきます。
※なお、おうち遊びは考えることや楽しむことが重要であり、たとえ上手にできなくても知育効果は十分に得られます。

「3歳からのおうち遊び おすすめ5選」 選定のポイント

今回紹介する5つのおうち遊びは、知育効果に注目して選びました
筆者は現在、海外在住(後進国)で、3歳の子供のバイリンガル育児中。後進国では、言葉や文化も違えば、日本と比べて「教育」も遅れており、できるだけおうち遊びで知育をすすめていきたいところです。そういった思いから、今回、おうち遊びのなかでも知育に特化したものを厳選。
また、子供の好みに合わないことや子供が飽きやすいことも懸念されるので、一般的に人気があるおうち遊びや、多くの子供がふれやすいおうち遊びであることも意識しています

おすすめのおうち遊び その1手遊びうた

遊んでいる幼児の画像

遊び方 歌を歌いながらリズムに合わせて手や体を動かす
準備するもの -
親のサポート 一緒に遊び、手遊びのお手本となる

おうち遊びの基本ともいわれる手遊びうた。音感やリズム感、手先の器用さが高まる効果があります。「グーチョキパーで何作ろう」や「お弁当箱のうた」は不動の人気ですが、両手でつくるもののアイディアや、「おにぎり」の具材部分を変えた替え歌あそびでも、発想力や語彙力が伸びます。「頭かたひざポン」のような全身を使った動きも、ぜひおうち遊びに取り入れたいところ。少しずつうたのリズムを速くしていくと、発音や活舌の練習にもなります
特に3歳からは2歳までとは違い、理解度が高くなる時期。そのため、子供自身が楽しく遊べることも知育に高い効果があります。

また、3歳になると語彙が増え、理解力や思考力も発達するので、「しりとり」や「連想ゲーム」「数うた遊び」のような言葉遊びもできるようになります。言葉遊びは語彙力、集中力、思考力に効果があるため、易しい言葉からスタートして順にヒントを出し合いながら楽しむと、一気に語彙の幅が広がるでしょう。

おすすめのおうち遊び その2絵本読み聞かせ

幼児に絵本を読み聞かせている画像

遊び方 親が子に絵本の読み聞かせをおこなう
準備するもの 絵本や図鑑
親のサポート 絵本を読み聞かせる際、抑揚をつけてわかりやすく読む

絵本の読み聞かせは、子供の語彙力や感性、理解力、状況把握力、想像力を豊かにします。2歳までは、絵と親の声を主に楽しんでいた絵本。3歳になると、少しずつ内容を理解できるようになり、絵本を通して言葉も覚えていくので、この時期の絵本の読み聞かせはとても重要です。
ちなみに、特におすすめしたいのが以下の2作品。

ぐりとぐらの絵本 イメージ画像

ぐりとぐら

著者 作:なかがわりえこ/絵:おおむらゆりこ
あらすじ お料理と食べることが大好きな野ねずみのぐりとぐらは、森で見つけた大きな卵でカステラを作ることにするのだが…。
ポイント 不朽の名作とも言えるこの絵本は、仲間との協力、柔軟性とアイディア性、努力と達成など多くのことを伝えてくれます。

ピヨピヨ スーパーマーケット イメージ画像

ピヨピヨ スーパーマーケット

著者 工藤ノリコ
あらすじ おかあさんと5羽のヒヨコたちがスーパーマーケットへお買い物。スーパーでヒヨコたちは好きなものをかごの中へいれていき、おかあさんは大慌て。
ポイント かわいらしい絵と日常生活のなかで共感できるお話が、子供の心を惹きつける人気の一冊です。

おすすめのおうち遊び その3おえかき、ぬりえ

おえかきのイメージ画像

遊び方
  • おえかき:何を描くのか言葉にしてから、言ったものの絵を描く
  • ぬりえ:ぬりえ本、または自分や親が描いた絵に色を塗る
準備するもの 紙、クレヨンまたは色鉛筆など
親のサポート どういうものを描くのか、言葉にして連想させる
例)りんごは丸いね!色は何色かな?

おえかきやぬりえでは、子供の手先の器用さや色彩感覚、表現力、想像力を養います
2歳までは、クレヨンなどで色がでることや、様々な色がありそれぞれ名前があること、線や点が描けること、塗ると色のかたまりができることなどを学んできました。3歳になると少しずつ形が描けるようになり、意味のある絵になってきます。

おえかきは、りんごやみかんなど丸いものから始め、順に三角と四角を組み合わせた「家」など、形を描くことから進んでいく方法も。のちにお花や虫、家族の顔など好きなものへと想像はふくらみます。
「何を描くの?」や「色は何色?」といった言葉を子供にかけ、イメージを連想させながら行うのがポイント

また、子どもの描く絵が大人から見て「上手ではない」や「奇妙な色使い」であっても、全ては子供の素晴らしい表現力。否定せずに褒めて伸ばしましょう。

おすすめのおうち遊び その4工作

工作のイメージ画像

遊び方 画用紙や工作用具、折り紙、粘土などを使って創作
準備するもの 厚紙、紙コップ、ストロー、はさみ、のり、折り紙、粘土など
親のサポート それぞれ見本を作り、はさみを使う際など工作工程の補助をする

手先を使った作業は脳の発達を大いに促すため、工作を通して手先の器用さや集中力、創造性、想像力、立体的観測、いろいろな能力が身につきます
例えば、ストロー1本を1㎝長に刻んだものを紙コップ2つの中に入れ、カップの口同士をセロテープでとめてふさぐとできる「マラカス」のように、工作した物で遊べると子供は飽きません。さらに、マラカスやストロー笛のような楽器を工作することで、音の出る仕組みなども学べます。

また、折り紙も工作のひとつ。折り紙を三角に2回折るだけの「お山」から始めるのも良いでしょう。その際、「四角」「三角」と形を言葉にしながら折るのがおすすめ。複雑な折り方でなければ、徐々に工程数を増やしていけます。

粘土遊びもまた、知育に最適と言われる工作です。2歳までは、こねる、たたく、ちぎる、丸めるなど、別々にしていた遊びが、3歳頃からはこれらを組み合わせて作品を作ろうとします。
何もない塊から、ものを作っていく作業はとても良い学び。また、粘土を触ると安心感を得られるため、リラックスできることも知育にとってプラスです。

おすすめのおうち遊び その5知育玩具

知育玩具のイメージ画像

遊び方 それぞれの遊び方
準備するもの 知育玩具
親のサポート 親子で一緒に遊ぶ

近年、知育を目的とした玩具が多く売られています。こうした知育玩具を使い、子供とおうち遊びを楽しむのも良いでしょう。
なお、筆者が特におすすめしたい知育玩具は以下の3種類です。

大工おもちゃ

パーツとパーツを組み合わせる、ボルトとナットをはめて六角レンチでまわす、トンカチでたたく、など大工おもちゃの場合、他の玩具とは一味違った動作が入り、かつ実用性があります。筆者の親戚子供たちもみな男女問わず、飽きずに長時間遊ぶことができていたため、特におすすめしたい知育玩具です。

パズル系

ジグゾーパズル系は、全体像をイメージしながらパーツ一つ一つをよく見ながら遊べるため、脳を刺激してくれます。また、厚紙に描いた絵をパズルのように切って遊べば、代用が可能です。
積み木やブロック玩具は3Dパズルとなり、立体的な創造力を培います。

ゲーム系

ボードゲームやカードゲームも、3歳頃から遊べる物が多く出ています。こうしたゲーム類は一人ずつ順番に行うことや、どうしたらゲームが終わるのかなど、遊び方に規則制があることを教えてくれます
また、バランスゲームはバランス感覚や立体的に物を見る訓練に良いでしょう。
ゲームを通して、家族でコミュニケーションが取れる点も魅力です。

まとめ

本記事では、知育効果があり3歳から楽しめる、おすすめのおうち遊びを5つご紹介しました。

各おうち遊びの種類やアレンジはさまざまですが、筆者は知育を意識しながら3歳の娘と日々、おうち遊びを楽しんでいます。おうち時間に子供と何をしていいのかわからない方、おうちで知育をしたい方は、本記事を参考に知育効果のあるおうち遊びを試してみてください。

ちなみに3歳頃は、まだまだ意外な遊びに興味を示したり、日々興味が変化したりするもの。好みや向き不向きもあるので、いずれの遊びもまずは強制せずにやってみて、親は、子供の良いところを伸ばせるよう、しっかりと見守ることが大切です。

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