発達障害の子どもの勉強、どうしてる?家庭学習のヒントとおすすめの通信教育

教育・受験

Written By 長尾 尚子

更新日:

発達障害の子どもの勉強、どうしてる?家庭学習のヒントとおすすめの通信教育・画像 発達障害の子どもの勉強、どうしてる?家庭学習のヒントとおすすめの通信教育・画像

発達障害の子どもの学習サポート。家庭でできることは?

発達障害の子どもを育てている保護者の方の中には、わが子の学習について悩みを抱えるケースが少なくありません。

発達障害の子どもの学習サポート。家庭でできることは?・画像

発達障害の子どもは、知能的に大きな遅れがないにもかかわらず、授業をじっと聞くことが難しい、教科書が読めない等、様々な理由で、授業の理解度が下がってしまうケースが数多くあります。学校は、以前ほどではないにせよ、集団生活が基本となります。発達障害が理由で学校という集団生活になじめずに、本人が自信を失ってしまうケースもあるでしょう。

保護者としては、勉強が理解できないせいで子どもの自尊心が損なわれてしまったり、勉強することの真の楽しみを味わえない事態は、できることなら避けたいと思うもの。
(ちなみに編集部にも注意欠如・多動症(ADHD)の子どもと向き合っているスタッフがいます。そのスタッフ曰く、自身もADHDであることから、まず大前提としてADHDであることを認め、その個性を活かすことを大切に、子育てに取り組んでいるとのこと。周囲よりできないことが多く、イライラする日もあるものの、勉強が好きという特徴を活かし、好きなことを思う存分学ばせているそうです。)

そこで今回は、発達障害の子どもが勉強に悩んだ場合に、家庭でできる学習サポートのヒントをご紹介。発達障害の子どものためにサービスを提供している通信教育もご紹介します

発達障害とは?

発達障害の定義は、平成16年に施行された「発達障害者支援法」によって、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、とされています※1
上記のうちの自閉症・アスペルガー症候群・広汎性発達障害の3つは、現在、「自閉スペクトラム症(自閉症スペクトラム障害、ASD)」の呼称で統一されているケースもあります※2

  • ※1 自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの(『発達障害者支援法』第二条)
  • ※2 『DSM-5』精神疾患の診断・統計マニュアル:アメリカ精神医学会版(2013)

発達障害の種類

自閉スペクトラム症(自閉症スペクトラム障害、ASD)

他者への存在に無関心で、同年代と相互的な交流を行うことが困難な状態。言葉を言われたままに受け取ってしまう(言葉の裏を読むことが苦手)、ものを並べる、特定の物を集める、変化を嫌う、同じ行動を繰り返す、などの特徴が見られる。知的障害の程度は人により異なり、知能指数が高いケースも多い。

注意欠如・多動症(注意欠陥・多動性障害、ADHD)

年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすもの。忘れ物やケアレスミスが多い、ひとつの作業に集中し続けるのが難しい、思いつきで突発的な行動をとる、じっと座っていることができない、他の人をさえぎってしゃべる、などの特徴が見られる。

学習障害(LD)・限局性学習障害(SLD)

全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すもの。読字の障害(ディスクレシア)、算数の障害(ディスカリキュリア)、書字表出の障害(ディスグラフィア)の3タイプに分類される。なお、限局性学習障害とADHDは高い頻度で併存する。

自閉スペクトラム症(ASD)の子どもの勉強のヒント

自閉スペクトラム症(ASD)の子どもの勉強のヒント
  • 予定表を作って学習する内容を本人に知らせる
  • 授業の予習をして理解不足を避ける
  • 強い音や色などの刺激を嫌う子どもの場合は教材にも気を配る

自閉スペクトラム症(ASD)の子どもの勉強のヒント・画像

ASDの子どもの場合、こだわりが強く、急な予定変更や自分の想定していなかった出来事が起きるとパニックになる子もいます。また、聴覚よりも視覚のほうが発達度が高いことが多く、言葉で言われるよりも、図や文字などで示されたほうが理解しやすい傾向も。
そのため、宿題などの家庭学習では、今日やることを予定表に書いて渡すのがおすすめです。

また、担任教師にも相談して、翌日の授業の予習に時間をかけ、勉強面で想定外が起きにくいようにすると良いでしょう。
なお、中には強い音や色などの刺激を嫌う子もいるため、「教材は発達障害に特化したものを使用する」「タブレット教材よりも紙教材をメインにしてみる」など、子どもに合わせて工夫が必要になる場合もあります。

注意欠如・多動症(ADHD)の子どもの勉強のヒント

注意欠如・多動症(ADHD)の子どもの勉強のヒント
  • 好きなことと勉強を結びつける
  • 短時間でできる問題をくり返し解くようにする
  • 集中力が落ちてきたら適度に気分転換をする

注意欠如・多動症(ADHD)の子どもの勉強のヒント・画像

ADHDの子どもの場合、じっとしていることが苦手な反面、興味のある分野に対しては高い集中力を持つ子も少なくありません。スポーツ・ゲーム・漫画・アニメなど、本人の興味と関連付けて学習に誘導できればベター。

また、集中力を持続するのが難しい子が多いため、宿題や家庭学習では、短時間で解ける問題を何度もやって理解度を高める方法がおすすめです。子どもの集中力が落ちてきた場合は、無理して学習を続けるよりも、子どもとコミュニケーションをとるつもりで、保護者も気分転換に付き合ってあげると良いでしょう。

学習障害(LD)・限局性学習障害(SLD)の子どもの勉強のヒント

読字障害(ディスクレシア)の子の勉強のヒント
  • 音声入力を利用する
  • タイピング(ブラインド・タッチ)を覚える
  • 教科書を拡大コピーする、文節ごとに斜線を入れる
  • イラストと文字を照らし合わせて字を覚える
  • 読む行以外を隠せる専用シートを作る

学習障害(LD)・限局性学習障害(SLD)の子どもの勉強のヒント・画像

ディスクレシアの子どもの場合、ひらがな・カタカナ・漢字の読み書き全般が苦手です。本人の目には文字が裏返しや二重に見えていることがあり、教科書を読んでも、単語や文節の区切りがわからなかったり、今読んでいる箇所を見失ったりして、内容の理解が伴わないことが多くなります。
そのため、勉強する際には、文字を書かずにすむ方法(音声入力やタイピング)を活用すると良いでしょう。また、教科書を拡大コピーして文字を見やすくし、文節に斜線を引くなどして可読性を高める方法もおすすめです。

また、ディスクレシアやディスグラフィアの子どもは、目の眼球運動を鍛える「ビジョントレーニング」を活用することで症状が改善するケースがあります。ビジョントレーニングを行える施設や専門家は、発達支援センターや自治体が運営する療育機関で紹介してもらえることが多いため、相談してみると良いでしょう。

書字表出障害(ディスグラフィア)の子どもの勉強のヒント
  • 4色にブロックわけしたマスを使って字のかたちを捉えやすくする
  • 滑りにくい下敷きなどを用意して書きやすく
  • 漢字は意味や成り立ちも理解して「へん」と「つくり」に分けて覚える
  • 黒板の文字を書き写すことが難しい場合は、カメラで撮影してあとで書き写す
  • タイピング(ブラインド・タッチ)を覚える
  • 音声入力を利用する

ディスグラフィアの子どもの場合、「文字をかたちとして捉えることができない」「手を細かく動かすことが難しい」といったさまざまな原因によって、文字を書き起こすことが苦手です。
黒板の文字を正しく写せない、「わ」と「れ」など似たかたちの文字を間違えやすい、文法的に正しい文章を書くことが難しい、などの特徴が見られます。

そのため、勉強する際には、マスを色分けしたブロックで字のかたちをおぼえやすくしたり、「へん」と「つくり」に分かれた漢字パズルを使用して、字の成り立ちをわかりやすくしてあげると良いでしょう。手を動かしづらい子どもの場合は、すべりにくい下敷きでノートがずれないようにする方法もおすすめ。また、書くことにこだわらず、専門家と相談したうえで、タイピングや音声入力を導入してみるのもひとつの方法です。

算数障害(ディスカリキュリア)の子どもの勉強のヒント
  • 算数ブロックなどを利用して数の大小・足し算・引き算のイメージをつかむ
  • ひっ算はマス目のあるノートなどに書いて行う
  • パソコンやタブレットのアプリ等を利用して計算そのものを楽しむ
  • 文章題が苦手な場合は、図やイラストなどに置き換えて考える

ディスカリキュリアの子どもの場合、数字を覚えたり、数をかぞえることが苦手です。ひっ算の繰り上がりや繰り下がりの計算が苦手というケースもあれば、数の大きさ・空間の認知などが不得意な傾向があります。
家庭での学習では、数の感覚をつかむために算数ブロックなどを活用したり、マス目のあるノートでひっ算の「1の位」「10の位」などがごっちゃにならないようにすると良いでしょう。
パソコンやタブレットのアプリなど、楽しみながら計算できるものを利用するのもおすすめです。

発達障害の子どもの勉強サポートにおすすめの通信教育

発達障害がある子どもの家庭学習では、発達障害を考慮した通信教育を活用するのもおすすめです。
ここでは発達障害の子どもの支援に力を入れている通信教育・オンライン講座をご紹介。家庭学習に使用する教材選びに迷った場合は、取り入れてみてはいかがでしょう。

すらら

すらら

「無学年式」を採用する通信教材。学年を縦断したカリキュラムを採用することで、子どもが自分の理解度に合わせて学習を進めることができる。発達障害の子どもにおすすめの通信教育としても高い評価を獲得している。

すららでは、現役の塾講師が「すららコーチ」として学習をサポート。学習中の質問などに回答するほか、子どもの目標に合わせて学習計画などもアドバイスしてくれる。発達障害や不登校の子どものサポート経験があるすららコーチも在籍
オンライン教材のため、受講時はパソコンまたはタブレットが必要となる。

おすすめの通信教育比較

対象学年・教科
対象学年
小1~小6
中1~中3
高1~高3
教科
国語
算数
理科
社会
英語
料金
入会金・税込
小中・中高 5教科コース 7,700円
小中・中高 3教科、小学 4教科コース 11,000円
毎月払い・税込
3教科・小中コース 8,800円
3教科・中高コース 8,800円
4教科・小学コース 8,800円
5教科・小中コース 10,978円
5教科・中高コース 10,978円

発達障害の子どもにおすすめするポイント

多感覚学習を通して学習記憶を脳にしっかりと定着させる
見る、聞く、書く、読む、話すといったさまざまな感覚を使う「多感覚学習」により、学習した内容が記憶に残りやすい。また、さまざまな感覚を刺激し、ゲーム感覚で学べるので、単調作業では集中力が続かない子どもにもおすすめ。
AIが子どもの学習をサポート
AIが適切なタイミングで声かけを行い、子どもとテキストで対話してくれるため、集中力が持続しやすい。また、最適なタイミングで効果的なフィードバックがもらえるので、モチベーションアップにも効果大。
ログインしてすぐに学習に取り掛かれるよう、「すららコーチ」がその日に取り組む勉強を設計してくれるため、何から始めていいかわからない、タスク整理が苦手という発達障害の子どもでも安心。
学年にとらわれない無学年方式で学べる
すららでは無学年方式を導入しており、学年に関係なく、小学校~高校までの範囲で自由に学習が可能。つまづいてしまった単元まで、遡って学習できるのは嬉しいポイント。

すららのサイトに行く

進研ゼミ 小学講座

進研ゼミ・画像

赤ペン先生の添削で有名な進研ゼミの小学生向け通信講座。従来通りのテキスト+体験教材を使用した「チャレンジ」に加えて、専用タブレットを使用するタブレット教材「チャレンジタッチ」も提供している。

2020年からスタートする新学習指導要領にもいち早く対応しており、2019年度の講座では、英語・プログラミングを追加料金なしで学ぶことができる。メインの講座だけでは物足りない場合、追加学習も受講費用の範囲内で受講可能。問題の自動採点機能や、回答結果をもとに苦手とする内容を分析し、子ども1人1人に合った「苦手ドリル」も無料で利用できる等、教材の使いやすさにも定評がある
発達障害のある受講生のためには「発達障害支援サイト」を開設しており、保護者からの学習に関する悩みや、「チャレンジ」&「チャレンジタッチ」のおすすめの使い方等、家庭学習をサポートするためのコンテンツが充実。発達障害の子どもを持つ学習をサポートしてあげたいと考えている家庭にとって、チャレンジタッチは十分な機能とサポートを提供しているサービスと言えるだろう。

おすすめの通信教育比較

対象学年・教科
※新小学1年生、中学講座、高校講座もあり
対象学年
小1~小6
教科
国語
算数
理科
社会
英語
プログラミング
料金
毎月払い・税込
1年生 3,680円
2年生 3,930円
3年生 4,490円
4年生 4,980円
5年生 5,980円
6年生 6,440円

発達障害の子どもにおすすめするポイント

ひらがな・漢字の採点モードを変更できる
採点モードを初期設定の「ふつう」から「やさしい」に変更すると、細かい字形の誤りがあっても、該当の字を書こうとしていることがわかれば正解となり、コメントで解説を加えるというモードに。正しい書き順や、正確でバランスの良い字形の判定よりも、子どもの学習意欲を優先したモードなので、採点が厳しく、モチベーションがダウンしがちな発達障害の子どもの学習に上手く活用したい。

進研ゼミ 小学講座のサイトに行く

小学ポピー

小学ポピ・画像

40年以上の歴史をもつ家庭学習用の通信教育。テキスト(紙)ベースの学習教材として安定した人気を誇る。
教科書の理解を目標としており、テキストには教科書のページも併記されている。

学校の授業の理解度を高めたい子どもにおすすめの通信教育のひとつ
また、学習相談・教育相談サービスも提供しており、学習でのつまずきや学校生活などについて気軽に相談できる点も嬉しい。小学ポピーでは2020年改訂版から、可読性の高いユニバーサルデザイン書体(UDフォント)の導入も予定している。

おすすめの通信教育比較

対象学年・教科
対象学年
小1~小6
教科
国語
算数
英語
3年生以降理科
3年生以降社会

※幼児ポピー、中学ポピー、英語講座もあり

料金
毎月払い・税込
1年生 2,500円
2年生 2,900円
3年生 3,300円
4年生 3,300円
5年生 3,800円
6年生 3,800円

発達障害の子どもにおすすめするポイント

より読みやすい「UDフォント」を導入
ポピーでは、子どもがより読みやすいように工夫された書体「UDフォント」を導入。UDフォントとは、近年、小学校の新しい教科書でも採用されている書体で、一画一画がはっきりしているのが特徴。文字の形が認識しやすいので、細かい字の識別が難しい発達障害の子どもにも嬉しい。

小学ポピーのサイトに行く

RISU算数

RISU算数

無学年制を導入しているタブレット教材。算数に特化しており、AIによる理解度分析で子ども一人一人に合った学習プランを配信する。
専用タブレット代は無料。学習時間は週に2回以上・1回に10分~30分程度。

無学年制のため、配信される単元(ステージ)をクリアして次に進むしくみになっており、それぞれの理解度に合わせて最適なペースで学習を進めることができる。受講生の算数先取り率は75%。
さらに、東京大学や早稲田大学など、トップ校の学生がチューターとして付き、学習状況に沿ったアドバイスをもらうことができる。
算数が得意な子ども・不得意な子どものどちらにもおすすめの通信教育

おすすめの通信教育比較

対象学年・教科
対象学年
年中後半~年長(RISUきっず)
無学年生(1年生レベル、2年生レベル、3年生レベル、高学年レベル、受験基礎レベル)
教科
算数
料金
基本料・税込
年額一括12ヶ月分32,736円 (月あたり2,728円)
利用料金
1ステージ未満/月クリア 無料 ※ゆっくり学習
1.2ステージ/月クリア 1,078円 ※少し速いペース
1.7~2ステージ未満/月 3,278円 ※学校の1.3~1.5倍速
2.5ステージ/月クリア 6,028円 ※学校の1.9倍速
3ステージ以上/月 9,878円 ※学校の2.3倍速(上限金額)

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天神(発達障害児向け)

天神(発達障害児向け)

タブレット・パソコン(Windows限定)に専用の外付けハードディスクを接続して使用し、インターネット不要で学習できるタブレット教材。「日本e-Learning Awards」において大賞を受賞し、注目を集めている。

天神の特徴は、無学年方式を採用し、教科ごとに子どもに合った学年から勉強を始めることができる点。また、「戻り学習・先取り学習」にも対応しており、得意教科は授業進度にかかわらず、どんどん学習を進め、苦手教科はじっくり復習することができる。
さらに、一問一答形式で効率よく勉強できるほか、教材には、画像やアニメーションが豊富なものを使用。動画講義は1つ10分以内の短時間で構成されており、発達障害の子どもも集中して取り組めるよう工夫されている点もチェックしておきたい。

おすすめの通信教育比較

対象学年・教科
対象学年
0~6歳(就学前)
小1~小6
中1~中3
高1~高3
教科
国語
算数
理科
社会
生活
英語
料金
  • フルオーダーメイドのため受講者により異なる

天神のサイトに行く

D-SCHOOLオンライン

D-SCHOOLオンライン 画像

小学生・中学生向けにプログラミングと英語が学べるオンラインスクール。小学1年生から対応しており、コンピュータ上の仮想世界で自由に遊べるコンピュータゲーム「マインクラフト(マイクラ)」を使ってプログラミングに必要な知識やスキルを学習していくコースの人気が高い

その他、RPGゲームを作りながらプログラミングと英語を同時に学ぶコースや、ブロックとプログラミングを使って動くロボットを制作するコースもあり。プログラミングに興味のある子どもの長所を伸ばすのにおすすめの通信教育

おすすめの通信教育比較

対象学年・教科
対象学年
小1~小6
中1~中3
教科
プログラミング
英語
料金
毎月払い・税込
マイクラッチ 3,980円(年額プラン 2,985円/月)
マイクラッチJr 3,980円(年額プラン 2,985円/月)
ROBLOX 3,980円
英語&プログラミング 3,980円
ロボットプログラミング 4,980円

D-SCHOOLオンラインのサイトに行く

家庭での学習サポートは、発達障害の子どもの「自尊感情」を育むのに役立つ

家庭での学習サポートは、発達障害の子どもの「自尊感情」を育むのに役立つ・画像

発達障害のお子さんは、学習に困難を抱えるケースが多いため、保護者としてどのようにサポートをすれば良いか悩む方も少なくありません。働くママ プラス編集部内でも、どう子どもの教育に向き合うかは意見がわかれるところです。
ただ1つ意見が一致しているのは、それぞれの障害の内容や、本人が抱えている困難は一見、同じように見えても一人一人の子どもによって異なるという点です。つまり対処法も千差万別で、それぞれの子どもに合った方法を選べばそれでOK。誰かを気にすることはないという点でも一致しています。

すでに発達障害の診断を受け、専門家に相談しているご家庭であれば、日々の学習サポートについても気軽に指導を受けてみましょう。
まだ、診断を受けていないご家庭は、保護者や子ども自身が悩んでいるようであれば、早めに専門機関を受診し、診断を仰ぐことで、何かヒントが見つかるはずです。大切なのは、一人で悩み過ぎず、自分だけで判断することはせずに、専門家に相談すること。その上でわが子にあった勉強方法や対処法を見極めましょう

学習に困難を抱える子が、適切な指導のもとで保護者と一緒に状況を改善できれば、家族の絆が強まるのはもちろんのこと、その子にとっては大きな自信につながり、自尊感情を育むことにもつながります。

今回ご紹介した「発達障害のある子どもの勉強のポイント」と「おすすめの通信教育」も参考に、わが子が楽しく勉強できる環境づくりをしてみてはいかがでしょう。

Author: 長尾 尚子
フリーランスライター。得意分野は、育児・教育、住宅ローン、保険、金融、エンタメetc.。子ども3人を育児中のママでもある。 【資格】消費生活アドバイザー、FP2級

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