働く女性に向けた、企業の女性支援活動とは?

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Written By 働くママ編集部

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ニュース第28回・画像

近年、女性が活躍しやすい社会を目指し、日本国内でも、さまざまな企業が女性支援活動に取り組んでいます。 なかでも注目を集めているのが、グーグルと西友が行う女性支援活動。
今回の働くママニュースは、グーグルと西友がどのように女性支援活動に取り組んでいるのかを、ピックアップし、ご紹介します。

グーグルの女性支援活動

グーグルは、2014年10月に女性支援活動「Women Will」を開始。働く女性に向け、「インターネットを活用することで、人生がより充実したものになる」というメッセージの発信を始めました。さらに2015年3月からは、「Happy Back To Work」プロジェクトを立ち上げ、諸事情で仕事を離れた女性の仕事復帰を応援するアイデアを募集。企業がそのアイデアを実践する動きにつなげる取り組みを始めています。
ちなみに2015年5月の時点で、アイデアは2000件近く集まっており、気に入ったアイデアにウェブサイト上から投票できるほか、SNSなどでシェアする動きも広がっています。
また、集まったアイデアのうち一部は、実際にサポーター企業によって実践され、「Happy Back To Work」のウェブサイト上で、具体的に企業がどのアイデアを取り入れているのかが紹介されています。

具体的に企業が取り入れているアイデア

  • 育児休暇中の経済的支援など、男性の育児休暇取得に向けたサポート(ベネッセ)
  • どうしても仕事が終わらないとき、保育園に行ってから子供を連れて職場に戻れる(スペースタイム)
  • 子どもが熱を出したときの制度として、有給の病欠休暇を整備(モバイルファクトリー)
  • 妊娠時短制度(モバイルファクトリー)
  • 女性社員の悩みや、そのアドバイスをまとめた冊子を上司に配布(リクルートグループ) など

西友の女性支援活動

アメリカのウォルマート傘下にある西友は、これまで、産後ケアのマドレボニータや、病児保育のフローレンスといったNPO法人に、助成や関連プログラムの共催を行ってきました。そして今年、新たに日本女性起業家支援協会(JMEC)との協働を開始。日本ママ起業大学の受講希望者で経済的課題を抱えた女性を対象に、受講料が免除になる奨学金制度をスタートしています。
その他にも西友は、女性支援への取り組みとして、「女性が活躍する企業からの商品公募」キャンペーンを実施。これは、女性が経営トップに就いている企業など、女性の活躍が顕著な企業から積極的に商品を調達する、という取り組み。公募の中から選ばれた商品は、オンラインの「SEIYUドットコム」で販売し、一部は実店舗でも販売する予定です。(2015年の公募は3月で終了。7月に結果発表の予定)

グーグルや西友をはじめ、近年、様々な企業が働く女性の支援活動を行っています。また、有名企業が女性支援活動を積極的に行うことで、他の企業にも女性支援活動の輪が広がっていく効果も期待できるでしょう。
働く女性にとって、企業の女性支援活動に参加し、上手に活用することは、今後の日本社会で育児とキャリアアップの両立への取り組みをさらに加速していく上でも重要です。今後も働くママプラスでは、女性支援活動を行っている企業について、積極的にご紹介していきたいと思います。

参考サイト
グーグルと西友の女性支援が面白い!リーダーシップを持って社会に発信
HappyBackToWork

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