働くママの悩みをランキング!ストレス・健康、子どもの体調に対する対処法とは?
【目次】
働くママの中で心身に不調を感じている人の割合は?
出版大手扶桑社が刊行する住まいのマガジン「日刊住まい Sumai」が、2019年11月に1,000人の働くママへ実態調査を実施。その結果、実に8割以上の働くママが心身ともに不調を感じていることがわかりました。
編集部内の働くママを見ても、はっきりいって悩みがないママはいません。8割以上という結果には完全に納得できます。
では働くママは一体何に悩み(不調を感じ)、日々の仕事や家庭と向き合っているのでしょうか?
今月の働くママのニュースは、働くママの悩みに注目。各社の最新の調査結果をもとに、ランキング形式で悩みを紹介。その悩みに対する対処法についても解説します。
共働き家庭が抱える課題に関する調査では、働くママの悩み1位は日々のストレス・健康
働くママの悩みをランキングすると言っても、どういう聞き方をするのかで回答は変わってきます。最新の調査結果を調べたところ、ベネッセとP&Gが2018年に実施した「共働き家庭が抱える課題に関する共同調査と、2020年にBiz Hitsが実施した仕事と家庭の両立に関する意識調査の結果が出てきました。
結果がそれぞれ異なるので、今回はこの2つの調査結果の働くママの悩みランキングをご紹介します。
まずはベネッセとP&Gの結果から。以下は働くママの悩み(※仕事と家庭を両立させる中で悩んでいる・困っていること)をランキングしたものです。
- 1位ストレス・健康 72.6%
- 2位料理 65.4%
- 3位掃除・片付け 65%
- 4位子どもの急病 63.1%
- 5位朝・晩の子どもの世話 62%
- 6位身だしなみ・美容 55.9%
- 7位買い物 41.9%
- 8位職場の理解 41%
- 9位働き方(残業・出張・昇進など) 38.1%
- 10位仕事の量 37.6%
このランキングを見ると、1位のストレス・健康の数値が2位以下を大きく引き離していることがわかります。2位から5位までについては1、2%の差に収まっているので、アンケート調査を実施した時期やサンプル対象によっても結果は変わるでしょう。
日々のストレス・健康への対処法とは?
働くママがストレス・健康から逃れることはほぼ不可能です。むしろやるべきはストレス・健康を少しでも減らすこと。そのためには、何が自分にとってストレスになっているのか?健康を損なう原因になっているのかを考え、対策しやすいものから対処していくと良いでしょう。大切なことは、無理をしないということです。その対策自体がストレスになってしまっては意味がありません。
編集部の働くママも日々ストレス・健康と向き合っています。あるママは走ることで、あるママはヨガを習うことで、あるママは週末に取り溜めたドラマを見ることなど、一人一人ストレスを解消する手段が異なります。
誰が何をしているかではなく、自分は何をしたいのかを見つけることがポイントです。
また睡眠はストレスへの対処と健康維持の両面で効果があります。ストレス解消の手段がなかなか見つけられないという方は、睡眠時間を延ばすと良いでしょう。
今回のランキングで2位にランクインした料理ですが、編集部のママは、料理キットや食材宅配サービスを活用することで、この悩みに向き合っています。今日は料理を作りたくない!(考えたくない)という日があるのは当たり前です。そういう時、料理キットや食材宅配を上手く活用すると良いでしょう。
関連特集:料理キットで簡単においしい料理をつくろう
仕事と家庭の両立に関する意識調査によると、働くママの悩み1位は子どもが体調を崩した時
次はBiz Hitsが実施した仕事と家庭の両立に関する意識調査の結果です。本調査は2020年2月27日から3月15日までの間に、全国のワーキングママ644人へインターネットで回答を募集。その結果をまとめたものです。
以下は働くママの悩み(子どもと仕事の両立で辛いと思った時)をランキングにしたものです。
- 1位子どもが体調を崩した時 285人
- 2位休む暇がない 224人
- 3位子どもと十分に向き合えない 87人
- 4位思うように仕事ができない 29人
- 5位留守番をさせるとき 23人
- 6位夫の協力を得られない
- 7位子どもにあたってしまう
このランキングを見ると、1位と2位が圧倒的な支持を集めており、4位以下に関してはわずかな差であることがわかります。そしてその大半が子どもに関することで占められています。子どもと仕事の両立で辛いと思った時という質問なので、当然と言えば当然ですが、ママの頭の中の大半が子どものことであることを考えれば、偏った質問、偏った結果といえ言えないでしょう。
子どもが体調を崩した時の対処法とは?
子どもの体調を崩した場合、実家が近くにあれば親に頼るというのが一番の選択肢。ただ中には親に頼り難い状況にある方や、そもそも実家が遠くて親に頼めないという方も少なくありません。そういう方は、病児保育の利用も選択肢の一つ。
また病気の子どもをみながら働くのは困難ですが、どうしても外せない仕事がある場合は、在宅勤務を活用するのも良いでしょう。現在は新型コロナの問題で、在宅勤務の利用が急拡大しています。会社に制度がない場合はこの機会に会社に相談してみるのも選択肢の1つ。
子どもが病気の場合も制度の1つとして在宅勤務を整備してくれる可能性があるはずです。(※ちなみに編集部は子どもが体調を崩した時も在宅勤務可能です。ただ実際には、なかなか仕事するのは難しいため、よっぽどのことがない場合は休んでいます。)
関連特集:病児保育とは?
悩みのない働くママはいない!悩みと向き合い対処しよう
繰り返しになりますが各社の調査結果からもわかるように、悩みのない働くママはいません。大事なのは悩みの本質を見極め、適切な対処を行うことです。
また悩みの対処法はそれぞれ異なります。経験者のアドバイスを聞くのは構いませんが、自分に合わないと思えばすっぱり切り替え、他の方法を試しましょう。
どうしてもその悩みをすぐに解決するのが難しいと思うのであれば、その他の悩みを解消し、ストレスの総量を減らすことで、対処するのも選択肢の1つです。
働くママ プラスは、日々の悩みの解決に役立つコンテンツを発信しています。悩んだら是非またサイトをチェックしてみてください。きっと悩み解決に役立つ情報が見つかるはずです。
- 監修: あさママ
- 働くママプラスの運営担当。男の子の子育てに毎日奮闘中。仕事帰りにはラジオを聴きながら、ランニングすることを楽しみにしている。ランニング中に、仕事のことや家でのタスクを頭の中で整理することができ、良いアイデアが浮かぶことも。