Special Interview
この秋公開の話題作「若おかみは小学生!」の劇場公開を記念し、主人公おっこのお父さん役を演じた薬丸裕英さん、お母さん役を演じた鈴木杏樹さんにアフレコ秘話や映画の見どころを伺ってきました。
さらに今回は、10代から仕事に向き合い、活躍されているお二人が、モチベーションを維持し、仕事に取り組むうえで、大切にされていることもお伺いしています。
インタビューをお読みいただければ、きっと「よし!明日も頑張ろう」と思っていただけるはずです!お二人からいただいたスペシャルプレゼントの情報も掲載しているので、是非最後までチェックしてみてください。
- インタビュー中と完成記念ファミリー試写会での様子。
劇場版『若おかみは小学生!』
突然の交通事故で両親を亡くした小学6年の女の子・関織子(おっこ)が、祖母の営む小さな旅館・春の屋で、若おかみとして働くことに。当初はいやいやながら働き、失敗の連続だったおっこが、春の屋に住み着く幽霊のウリ坊やお客様との交流、友人の助けを経て、少しずつ成長していく。
劇場公開 | 2018年9月21日(金) |
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原作 | 令丈ヒロ子・亜沙美(絵) |
監督 | 高坂希太郎 |
脚本 | 吉田玲子 |
音楽 | 鈴木慶一 |
アニメーション制作 | DLE マッドハウス |
配給 | ギャガGAGA |
声優 |
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©令丈ヒロ子・亜沙美・講談社/若おかみは小学生!製作委員会
【公式】『若おかみは小学生!』9.21(金)公開/ショート予告
愛情深い主人公おっこのお父さん。交通事故亡くなるが、その言葉はおっこの胸に刻まれている。
役を演じる薬丸裕英さんは、18年ぶりの映画声優の仕事。同じ年ごろの娘を持つ良いお父さんでもある。
主人公おっこの優しいお母さんであり、春の屋のおかみ関峰子の娘。交通事故で亡くなることに。
役を演じる鈴木杏樹さんは、以前から憧れがあった長編アニメーション作品のアフレコに今回初めて挑戦。
薬丸裕英さんが今回演じられたおっこのお父さん役は、一つ一つのセリフに重みがある大変重要な役どころでしたが、実際に演じられてみていかがでしたか?
監督がセリフの表現について、すごく良いアドバイスをくださったこともあり、とてもナチュラルに演じることができたと思っています。実は今回アフレコで利用したスタジオが、若いころ歌を録音したことのある場所だったんです。
それはシブがき隊時代でしょうか?
そうです。だから何だかすごいアドレナリンが出て、それがちょっと背中を押してくれた部分もあったのか、想像以上に収録が早く終わったくらいです。
あとは本当におっこ役の小林星蘭ちゃんに尽きると思います。彼女が本当に上手だったので、役に入ることができ、普通に会話することができました。彼女には本当に感謝ですね。
ちなみに薬丸さんは5人のお子さんを育てられていますが、おっこを見ていてどう感じられましたか?
うちは子供が5人いて、それぞれ性格も個性も違いますが、全員の心根に共通して持っておいて欲しいことがあります。それは
人のために何かをしてあげられる、
人のために笑顔で接することができる
ということです。
これはうちの子供だけではなく、日本の子供達、世界の子供達に持っておいて欲しいなぁと思っていて、そのお手本がまさにおっこだと思うんですよね。
自分には経験がないのでもちろん想像しかできませんが、小学校6年生の時、突然両親がなくなったらどうするのか?それから先どう生活していくのか、そこに直面した時のおっこの姿は、見ている人たちに間違いなく大きなパワーを与えてくれると思います。
人間は誰しも生活していく中で、楽しいこともあれば、悲しいことも、つらいこともあると思いますが、そういう時のおっこのことを思い出して「おっこちゃんこうしてたな」とか「おっこちゃんこう言ってたな」とか「おっこちゃんこういう笑顔で接してたな」ということを思い出してもらえると、人生にとってプラスになるなぁと思いました。
働くママ プラスの読者には、若いころから薬丸さんのファンという方がたくさんいらっしゃいます。映画の見どころやメッセージを是非お願いします。
この作品を子供向けの映画だと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、私はそうではないと思っています。
女性、男性、母親、父親といろいろな立場の方がいらっしゃると思いますが、どんな立場の方でもこの映画を観た際に、何か人生のヒントになるようなものが見つかるはずです。
絶対に損はさせませんので、是非劇場に足を運び、観に来ていただければと思います。
鈴木杏樹さんは、今回が長編アニメーションのアフレコは初めてということですが、本当に自然におっこのお母さんを演じられていて、とても素晴らしい演技でした。また、初めての仕事に取り組むという点はおっこの姿とも重なりました。杏樹さんはどういう気持ちで今回のような初めての仕事に臨まれているのでしょうか?
私はもともとナレーションだったり、ラジオだったり、声の仕事が好きなのですが、声優という役をいただいて、演じる仕事に対して、とても憧れがありました。こういうお仕事をいつかやってみたいなぁと思っていたので、実際にこのお仕事をいただいた際は、とても嬉しかったです。やっとできる!挑戦できる!という気持ちですね。
初めての怖さというより楽しみという気持ちのほうが大きかった?
いやもうわくわくしましたし、嬉しかったです。この重要な役を
鈴木杏樹にやらせてみようと思った
スタッフの方にありがとうございます
という気持ちでした。
声優の仕事は、これまでにやってこられた仕事とはまた違った難しさがあるかと思うのですが、実際に声優にチャレンジし、おっこのお母さん(関咲子)を演じた感想(難しかった点、役を演じる上で意識した点)をお伺いできますでしょうか。
実写ではないアニメーション作品ですので、一つ一つのセリフのテンションの高さだったり、どういう思いが込められてこのセリフを言っているのかなという感情の部分は、声優の声次第という側面がでてきます。
もちろん事前に監督さんや音響監督さんにご相談させていただくのですが、自分たちが動き、その動きも含めて感情を表現する実写の仕事と、それを声だけで表現する声優の仕事にはやはり違いがあり、とても難しい作業でした。
映画ではおっこ、おっこのお母さん、おっこのお父さんのやり取りがとても自然で、本当の家族のようでしたが、とても難しい作業だったのですね。
それはもう本当におっこ役の星蘭ちゃんの頑張りに尽きると思います。今回のアフレコは、まず最初に星蘭ちゃんが何もない状態から、お父さん、お母さんの気持ちも想像して、全力で声を入れてくれていて、その次に私、そして薬丸さんとその声に寄り添う形で収録を行わせていただいているんです。
一人一人が別々にお互いをイメージして、声を入れていくと、なかなかまとめるのは難しいと思うのですが、次の人から次の人へという形で、前の言葉の人を受け、感情を表現しているので、成立させることができたのかなと思います。
このインタビューをきっかけに、これから劇場に足を運ぼうと思われている方もたくさんいると思います。鈴木杏樹さんがこの映画で是非注目してほしい点があれば教えてください。
先ほど薬丸さんもお話しされていましたが、「若おかみは小学生!」という作品は、本当にお子さまだけが楽しめるという作品ではなくて、大人の方がご覧になっても楽しめる作品になっています。
大人が忘れかけている大事なもの
を気づかせてくれるような言葉が散りばめられているので、大人は大人の主観で感じることがあると思いますし、お子さまはお子さまできっと多くのことを感じ取ってくれるはずです。
そして最後は「これから頑張ろう!」という気持ちになっていただけると嬉しいです。
ご家族で観ていただいても、カップルで観てもきっと最後は感動していただけると思います。是非劇場に足を運んでみてください。
最後にお二人に質問です。おっこは12歳という年齢で働き出すことになりますが、薬丸さんも15歳でデビュー、鈴木杏樹さんも10代のうちにデビューし、、今までずっと第一線でお仕事をされています。長くお仕事をしていると、いろいろな壁や難しいこともあると思うのですが、日々の仕事に取り組むうえで大切にされていることや、仕事へのモチベーションを維持するコツがあれば、是非教えてください。
そうですね。偉そうなことはいえませんし、人によって環境や立場も違うと思うのですが、一つ共通して言えることがあるとすれば、それは考え方ではないでしょうか?
例えば何か辛いことがあったとしても、それを「何で自分だけこんな目に」と思うのではなく、「これは乗り越えないといけない神様からの試練なんだな」とか「もっと大変な人もたくさんいる」と思うことができれば、次のステップにいけますよね。そのためには
考え方を変える術を自分なりに見つける
ことが大切だと思います。これを身に付けることが一番大事ではないでしょうか。ほんの少し考え方のスイッチを変えるだけで、また違った角度で物事を考えることができるはずです。是非みなさんも試してみてください。
私の心にも沁みました・・・。本当にそうですね。
素晴らしいメッセージをありがとうございます。杏樹さんはいかがですか?
先ほど薬丸さんもお話しされていましたが、その方の立場だったり、お仕事の種類もそれぞれ異なると思います。そんな中、毎日が同じことの繰り返しと感じてしまうケースもあるかと思うのですが、私は
毎日が同じことの繰り返しにならない何かを、
いつも探すように意識しています
会社でお仕事をされていると、毎日の時間が決まっていてルーティーンでお仕事をされている方もいらっしゃると思うのですが、昨日とは違う今日を何か見つけ、昨日より今日の自分は成長できたぞ、昨日の自分を超えられたぞと思えれば、また違った気持ちで1日を過ごせるのではないでしょうか。
私はお仕事をさせていただく際、常にこの気持ちを忘れないように意識しています。
本当に深いですね。とても勉強になりますし、働くママ プラスの読者の力になる言葉だと思います。
それに先ほど薬丸さんがお話しされていた「考え方を変える術」を加えればベストですね。私はこれからそれを意識していきたいと思います(笑)!
若おかみは小学生!映画ノベライズ
働くママ プラスの「若おかみは小学生!公開記念(働くママ プラススペシャルインタビュー)」のfacebookエントリーに、応援コメントをご投稿いただけた方の中から抽選で3名様に、薬丸裕英さん、鈴木杏樹さんのサイン入り『若おかみは小学生!映画ノベライズ!』をプレゼント!
みなさまからのご応募、お待ちしています。
応募期間 | 2018年10月21日(日)23時59分まで ※2018年10月21日(日)23時59分をもちまして、働くママプラス読者限定!特別プレゼントのご応募を締め切らせていただきました。 たくさんの応援メッセージありがとうございました! |
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応募方法 | 上記期間内に、「若おかみは小学生!公開記念(働くママ プラススペシャルインタビュー)」facebookエントリーに応援コメントを記入すると、応募完了となります。 |
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