共働きの中学受験におすすめの塾とその選び方

Writer: ⻄⼭ 沙輝

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共働きの中学受験を成功させる塾選びとは?

子供の中学受験を考える際、まず悩みの一つとして挙がるのが塾選びです。
特に共働き家庭の場合、親が両方とも働いており、子供の受験をサポートできる時間が限られているため、どの塾が良いのか悩んでいる方も多いはず。

はじめに・画像

実は、共働き家庭で中学受中学受験中学受験させるには、子供と家庭環境にあった塾選びが重要です。
そこで、今回は、共働き家庭が中学受験を成功させるための塾選びについてピックアップ。なかでも、大手学習塾に注目し、各塾の特徴をわかりやすく比較しています。また、共働き家庭が押さえておきたい塾選びのポイントも解説。
子供に中学受験をさせたいと考えている共働き家庭の方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

共働き家庭の中学受験 大手学習塾を比較

共働き家庭の中学受験を成功させる上で、塾選びは重要なポイントの一つ。塾を選ぶ際は、それぞれの特徴を捉え、子供自身の性格や、親が塾にかけられる時間やリソースも考慮して選ぶことが大切です。

以下では、共働き家庭の中学受験でチェックしておきたい、大手学習塾5つを厳選。各塾の特徴をわかりやすくご紹介します。

1. SAPIX

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首都圏の難関校の合格者数トップクラス!

関東・関西を中心に展開する、代々木ゼミナールグループの中学受験指導塾。開成、麻布、桜蔭、筑駒等、首都圏の難関中学校の合格実績は圧倒的。最難関の上位校を目指す小学生が集まっている。クラスは学力別に15名~20名の少人数制で実施。
学習ボリュームが多いため、親による宿題のサポートは必須。ちなみに、塾弁は必要なく、共働き家庭にも嬉しい。 圧倒的な学習量をこなし、難易度の高い学校を目指す小学生におすすめの塾。

2. 日能研

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国内最大級の規模と実績を誇る中学受験塾

日本全国に展開し、国内最大級の規模と、指導実績を誇る中学受験指導塾。最難関校を目指す最上位レベルから、中堅・下位に至るまで、さまざまな中学への合格実績を持つ
中学受験に関する資料やデータが豊富にあり、各志望校への対策をしっかり行うことが可能。また、定期的に行われるテストの成績結果によって、クラスや席が決まるのも特徴の一つ。 予習は推奨しておらず、復習重視の塾。5年生までは塾弁が必要ないが、6年生のみ軽食がとれる休み時間を設けているため、塾弁が必要となる。

3. 四谷大塚

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質の高いテキストと予習中心の授業スタイル

全国に展開する、中学受験指導塾の大手。中学受験の定番教材となっているテキスト「予習シリーズ」を中心に授業を進め、毎週行われるテストで定着度をチェックする。予習が不可欠な点は、四谷大塚の大きな特徴。5年生までに中学受験に必要な学習を一通り終え、6年生からは演習問題を中心に志望校別対策を徹底する。
公開テスト(模試)を多数実施しており、特に、「合不合判定テスト」は、難関校の合格判定が正確だと評価が高い。

4. 早稲田アカデミー

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熱血指導と圧倒的な学習量で合格に導く

関東を中心に教室を展開する中学受験指導塾。カリキュラムは、四谷大塚の「予習シリーズ」に準拠しながらも、早稲田アカデミーオリジナルのテキストも併用する。宿題量の多さが特徴
また、「熱血指導」の校風が有名で、講師陣の熱量も高め。特に、体育会系気質の子供や、量をこなすことで学力アップしたいと考えている場合、おすすめの塾だろう。
宿題がどうしてもこなせない場合や、受験に関して困ったことがある場合等に、講師や校舎長に相談すると、細やかに対処してくれる点も魅力。

5. 栄光ゼミナール

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生徒一人一人に合った細やかな指導が受けられる

全国に展開する、中学受験指導塾の大手。少人数クラスを採用しており、教師と生徒の距離が近く、受験生一人一人にあった細やかな指導が受けられる。特に、他の受験生との競争で切磋琢磨するよりも、自分のペースでコツコツと勉強したい子供におすすめ。また、授業がない日でも、講師が常駐する自立学習室「i-cot」を利用すれば、学習に取り組める。
教室数が多さに加え、駅の近隣にある教室も多く、通塾の負担が少ない点も、共働き家庭にとって嬉しいポイント。

中学受験の塾選びの基本ポイント

大手学習塾には、それぞれ特徴や強みがあるため、中学受験をする際は、子供の学力や性格(+家庭の状況)を踏まえて、子供に合った塾を選ぶことが大切です。
以下では、中学受験で、子供に合った塾を選ぶ際のポイントを解説します。

※ちなみに、中学受験の塾選びのポイントですが、共働き家庭の場合、下記の「基本ポイント」の他に、共働き家庭だからこその押さえておきたいポイントがあります。その点については、チャプター3「塾弁や送迎も!共働き家庭がチェックしておきたい塾の選び方とは?」にて詳しく紹介していますので、チェックしてみてくださいね。

中学受験の塾選びのポイント・画像

中学受験に合格する!塾選びの基本ポイント

中学受験に向けて、塾選びをする際に押さえておきたい基本のポイントは以下の5つ。

  1. 合格実績
  2. カリキュラムの進め方やテキストの内容
  3. 塾の校風・面倒見のよさ、通っている子のレベル
  4. 家からの距離、通いやすさ
  5. 費用

中学受験に合格する!塾選びの基本ポイント① 合格実績

入塾を検討している塾に、志望校の合格実績があるかはまずチェックしておきたいポイントです。合格実績の高い塾は、入試の出題傾向や受験ノウハウなどの情報が豊富。志望校に合わせた受験対策をしっかり行うことができます。
ちなみに、合格実績を見る場合は、塾全体の実績に加え、通う予定の校舎の合格実績も確認しておきましょう

中学受験に合格する!塾選びの基本ポイント② カリキュラムの進め方やテキストの内容

受験対策カリキュラムの進め方や、テキスト等の教材についても、事前にチェックしておくことが大切です。また、一週間のうちに子供がこなさなければならない宿題の量や授業の進度も確認し、親のサポートがどの程度必要になるのかも見積もっておきましょう
加えて、テキストが子供に理解しやすい内容か、プリントの管理などが必要か等、教材の内容や配布方法についても確認しておくことが大切。可能であれば、塾で現物を見せてもらうのもおすすめです。

中学受験に合格する!塾選びの基本ポイント③ 塾の校風・面倒見のよさ、塾生のレベル

塾にはそれぞれ校風があります。熱血指導の塾、基本に忠実で指導が手厚い塾、上位校に特化した塾など、中学受験の学習塾といってもその特色はさまざま。復習を徹底的に行う塾もあれば、予習を重視する塾もあります。面倒見の良さや、他の塾生のレベル感なども踏まえ、子供に合った塾を選びましょう

中学受験に合格する!塾選びの基本ポイント④ 家からの距離、通いやすさ

塾を選ぶ際、家から塾までの距離や通いやすさも確認しておくことが大切です。 家から塾までが遠く、通塾時間が長い場合、子供は塾に通うだけで疲れてしまいます。通塾時間や通塾方法は、塾に着いてからの学習への集中力にも関係してくるため、小学生の子供が負担なく通える範囲の塾を選びましょう。

中学受験に合格する!塾選びの基本ポイント⑤ 費用

最後に、通塾にかかる費用も塾を選ぶ際に重要なポイントです。月謝だけでなく、入塾金や教材費、模試費などの諸費用も含め、全体でどのくらいの費用がかかるのか、確認しておきましょう。

塾弁や送迎も!共働き家庭がチェックしておきたい塾の選び方とは?

また、共働き家庭の場合は、基本のポイントに加え、共働き家庭ならではの、塾選びの際にチェックしておきたい3つのポイントがあります。

3つのポイント・画像

共働き家庭がチェックしておきたい塾の選び方塾弁の有無

塾で食べる夕食、通称「塾弁」の用意が必要かどうかも塾を選ぶ際にチェックしておきたいポイントです。授業の終了時刻が21時を回る塾も多く、塾によってはお弁当を食べる時間を設けているところもあります。特に、忙しい共働き家庭の場合、この塾弁の用意が大きな負担になる可能性も。塾弁が必要かどうかも、前もってチェックしておくと安心です。

共働き家庭がチェックしておきたい塾の選び方送迎の手間

共働き家庭の場合、送迎の手間もチェックしておきたいポイントの一つ。塾に通う学年や、塾の場所、授業の終了時間帯によっては、迎えのみでOKの場合もあります。仕事の関係上、子供を塾に送り届けることが難しい場合や、仕事が忙しく、子供の送迎に手が回らない場合は、アクセスが良く、子供が一人でも通える立地にある塾を選ぶのがおすすめです。

共働き家庭がチェックしておきたい塾の選び方自習室の有無

子供の受験勉強につきっきりというわけにはいかない共働き家庭では、塾の授業がない日の子供の学習についても考えておく必要があります。例えば、自習室が併設され、自由に使える塾であれば、授業がない日でも子供がしっかりと勉強に取り組めるでしょう。自習室の有無も、塾を選ぶ際にぜひチェックしておきたいポイントの一つです。

共働き家庭には、塾のサポートをしてくれる学習コーチングやオンライン家庭教師の利用もおすすめ

共働き家庭の場合、塾がない日に、両親が仕事から帰宅するまでの時間、いかに子どもが自分ひとりで学習に取り組めるのかも、中学受験を目指す際に懸念するポイントです。例えば、両親が帰宅するまでの時間帯に、オンライン家庭教師やオンライン自習室といった対人の学習サービスを利用し、子どもが学習に取り組みやすい環境を整えると良いでしょう。

また、親のリソースが限られる共働き家庭では、塾の宿題や予習・復習の面倒を十分に見ることができない場合も。その際は、塾の宿題やテストのサポートをしてくれるサービスを併用するのも選択肢の一つです。学習コーチングや家庭教師、少人数制の個別指導塾等、塾以外の学習指導サービスも視野に入れ、子供にあった受験対策を柔軟に検討しましょう。

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まとめ

共働き家庭が中学受験に臨む際、強い味方となるのが学習塾です。中学受験の塾を選ぶ際は、子供の学力や塾の特徴・レベルはもちろん、親が割けるリソースや時間、子供の性格等も踏まえて、子供と家庭にあった塾を選びましょう

ただ、大手学習塾に通っているからといって、それだけで志望校に合格できるほど、中学受験は甘くありません。塾に通わせながらも子供としっかりコミュニケーションを取り、子供が自主性を持って学習する仕組みを作ることも重要です。
また、共働き家庭が中学受験を成功させるには、子供の自主性を育てながらも、家族で協力し、一緒に併走していくことが大切なポイント。

中学受験を考えている共働き家庭の方は、本特集を参考に、おすすめの塾やその選び方をチェックし、中学受験にチャレンジする際に役立てましょう。

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