幼児教育はいつから始める?おすすめの通信教育と対象年齢をチェック!

教育・受験

Written By 長尾 尚子

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幼児教育はいつから?そのメリットと注意点

子どもが生まれると、五感や知能の発達が気になりはじめる保護者の方は多いもの。
幼児教育とは、主として、子どもが乳児期を卒業する満1歳頃から小学校入学前の幼児期にかけて、子どもの感性や知性を育む教育を指します。
小学校などの学習を先取りする「早期教育」とは異なり、年齢に応じた子どもの発達に合わせて、様々なプラスの刺激に触れることを目的としており、今後の学習の基礎となる「課題解決能力」「主体性・自主性」「協調性」「感受性」「考察する力」「記憶する力」「忍耐力」「集中力」など、様々な能力を養う効果があります。

一般的な幼児教育のスタート時期は3歳前後

幼児教育は、一般的には、右脳の活動が活発になる3歳前後からスタートするのが良いと言われています。
ただし、触覚や視覚、聴覚などを通じた脳の発達は0歳からはじまっているため、プレ幼児教育として、音や動き、触感などで五感を刺激する知育玩具を子どもに与えるケースも少なくありません。

通信教育などの幼児講座でも、0歳から対応している教材では知育玩具を通じて子どもの発達に働きかけるものも。
また、3歳が幼児教育スタートの適齢期とはいえ、5歳や6歳では幼児教育をする効果がない、ということはありません。特に年長になると、小学校の準備を見すえて、自分の身の回りのことを自分ですることや学習習慣が身に付いていることが大変重要。幼児教育では、これらの生活習慣を身に付ける効果も期待できます。
幼児期の子どものそれぞれの年齢に合った内容であれば、いつからはじめても良いのが幼児教育と言えるでしょう。

幼児教育をはじめる際に気をつけたいことは?

幼児教育

幼児教育は、子どもの様々な感覚を磨いて、就学期の学びにもプラスに働きます。
ただし、誤った方法で行うと、親子ともどもストレスを感じることになってしまい、かえって逆効果になることも。
幼児教育を進めるうえで注意したいポイントは主に以下の5つです。

幼児教育5つのチェックポイント

  1. 子どもが楽しそうにしているか
  2. 子どものやりたいことができているか
  3. 子どもの発達に合ったものか
  4. 保護者に過度の負担がかかっていないか
  5. つめこみや勉強に偏っていないか

幼児教育は学校での義務教育とは異なり、子どもの興味や個性を伸ばしていくことや、自己肯定感を育むことが目的です。教材を選ぶうえでも、子どもが楽しめるもの、やりたいと思うものを選ぶことが大切
また、親子で遊びなどを通じて進めていく幼児教育も少なくありませんが、共働き家庭やシングル家庭など、保護者が幼児教育に対して必ずしも十分な時間を割けないケースもあるでしょう。
遠方の幼児教室に通ったり、高額な費用を負担しなければならない幼児教育も、同じく保護者の負担という面ではおすすめできません。
その場合は、家庭でできる通信教育を利用する、子どもが1人でもこなせる幼児教材を選ぶ、などして、保護者に過度の負担がかからないようにすることも大切です。
また、幼児教育の内容が、小学校の学習内容や英語の文法を先取りする等、つめこみ式の学習に偏ると、子どもが楽しめなくなる可能性も
子どもの発達に合っていない幼児教育は、かえって苦手意識を持つ原因となる場合があるので避けたほうが良いでしょう。

ここでは、多くの家庭が取り組みやすい通信教育を利用した幼児教育にスポットを当てて、おすすめの幼児教材をご紹介します。

おすすめの幼児教育 5選

こどもちゃれんじ

こどもちゃれんじ

0歳からスタートできる幼児教育。子どもの年齢に合わせた教材が毎月届く

子どもの通信教育として高い知名度を誇る「進研ゼミ」の幼児教育。年齢ごとの発達に合わせて0歳から6歳までの幼児教材が毎月届く。

生後6ヶ月から対応しており、乳児期はジムメリーなどの知育玩具中心。幼児期に入ると、DVDやオンライン配信の「映像教材」、手を使って文字や数の概念を学ぶ「エデュトイ」、ドリル&テキスト形式の「ワーク・絵本」の3種類の幼児教材がセットで届く。保護者向けのテキストも用意しているので、幼児教育に関する詳しい知識がない場合も教材を使って家庭学習を進めやすい。
年長の5月には、小学生からの講座を紙ベースの「チャレンジ」にするか、タブレット教材の「チャレンジタッチ」にするかを選択できる

\2022年度4月号入会限定/

※アンケートにご回答いただいたかたに、 4月号の受講費のお支払い後、受講費相当のAmazonギフト券をお届けします。
※〈こどもちゃれんじ〉4月号(〈こどもちゃれんじbaby〉〈こどもちゃれんじプラス〉〈こどもちゃれんじEnglish〉を除く)にご入会いただ き、4月号の受講費のお支払い後、2022年5月20日(金)23時59分までに、しまじろうクラブアプリより「4月号教材に関するア ンケート」にご回答いただいたかた全員に、Amazonギフト券3,000円分(〈こどもちゃれんじ〉ぷち・ぽけっと・ほっぷ・すてっぷ・じゃん ぷの受講費相当額。〈じゃんぷタッチ〉は3,680円/月のため実質無料になりません)をプレゼントします(2022年6月末予定)。 詳しくは、しまじろうクラブアプリからご確認ください。 ※アンケート回答はご入会1名につき1回までです。
※アンケートは2022年4月1日(金)より受付開始予定です。

こどもちゃれんじの幼児教育

対象年齢 講座名 料金(毎回払・税込) 届く教材(例)
0・1歳 こどもちゃれんじbaby 月額2,074円
  • 五感で楽しむアクティビティBOX&マット(6ヶ月号)
  • しまじろうの ころころカップ(9ヶ月号)
1・2歳 こどもちゃれんじ ぷち 月額2,379円
  • しまじろうパペット(4月号)
  • いろりんのおしゃべりマトリョーシカ(10月号)
2・3歳 こどもちゃれんじ ぽけっと 月額2,379円
  • ちょっきんブック(1月号)
  • ひらがなかずブック(4月号)
3・4歳 こどもちゃれんじ ほっぷ 月額2,379円
  • ひらがななぞりんパッド(4月号)
  • お手伝い様ユニフォーム(5月号)
4・5歳 こどもちゃれんじ すてっぷ 月額2,379円
  • うごく!へんしんロボキット(12月特大号)
  • クイズでばっちり!カタカナブック(3月号)
5・6歳 こどもちゃれんじ じゃんぷ 月額2,379円
  • とけいプログラム(4月号)
  • おじぎそうおせわセット(6月号)

こどもちゃれんじのサイトに行く

ポピー

ポピー

付録なしのシンプルな教材にしぼってリーズナブルな価格を実現。通信教育の老舗

通信教育として40年以上の実績を持つ「月間ポピー」の幼児教育用教材。対象年齢は2歳から6歳まで。
楽しむことが幼児期の良い学びにつながるという方針のもと、シール貼り、迷路、間違い探しなどの遊びを通じて「ことば」「もじ」「かず」に親しみながら脳の力を育てることを目標としている。

幼児期に身に付けたい「生活習慣」もそれぞれの年齢に合わせて学ぶことができ、年長コース(あおどり)では小学校での生活・学習内容を見すえたカリキュラムにも対応。
手頃な費用で幼児教育を進めたい家庭や、付録などの少ないシンプルな幼児教育教材を探している家庭に特におすすめ。

幼児ポピーの幼児教育

対象年齢 講座名 料金(毎回払・税込) 届く教材(例)
2~3歳 ももちゃん 月額980円
  • ぽぴっこ ももちゃん(毎月)
  • ミニえほん(毎月)
3~4歳 きいどり 月額980円
  • ぽぴっこ きいどり(毎月)
  • レストランごっこ(6月号)
4~5歳 あかどり 月額1,100円
  • 思考力めばえ わぁくん(毎月)
  • もじ かず ことば ドリるん(毎月)
5~6歳 あおどり 月額1,100円
  • 思考力めばえ わぁくん(毎月)
  • もじ かず ことば ドリるん(毎月)

ポピーのサイトに行く

がんばる舎

ポピー

A4サイズの「学習プリント」と解説付きの「解答プリント」のみのシンプルな幼児教育教材

プリントを使ったリビング学習を推奨している通信教育「がんばる舎」の幼児教育教材。対象年齢は2歳から小学校1年生までだが、本人の発達に合わせて「すてっぷ1」から「すてっぷ6」まで、どのコースからでも自由にスタートできる

1つのコースはNo.1〜No.12までの12冊のプリントがあり、毎月1冊ずつの発送も、1年分まとめての発送にも対応している。
教材の内容はA4の問題プリントと解答プリントのみ。子どもが解いた問題を保護者がチェックし、解答プリントの答えと解説をもとに学習アドバイスを行う。プリントを通じて親子のコミュケーションが取りやすく、リビングでの学習習慣づくりにもおすすめ。費用もリーズナブルで負担になりにくい。

がんばる舎の幼児教育

対象年齢 講座名 料金(毎回払・税込) 届く教材(例)
2歳程度 すてっぷ1 月額800円
※1年払いは8,800円(税込)
  • 身近なものの名前を学ぶ、語彙、5までの数字
3歳程度 すてっぷ2
  • ひらがなの清音、10までの数字、大きい小さい、長い短い
4歳程度 すてっぷ3
  • ひらがなの書き方、数字の残り、時間や時刻
5歳程度 すてっぷ4
  • カタカナの読み方、濁音・半濁音・促音・拗音、1桁の計算問題
6歳程度 すてっぷ5
  • カタカナの書き方、動詞・形容詞・助詞、1桁の計算の文章題
小学1年生内容 すてっぷ6
  • 小学1年生の国語・算数、クロスワード・しりとり、2桁の計算問題

がんばる舎のサイトに行く

すまいるぜみ

すまいるぜみ

幼児期の子も1人で学習できるタブレット教材。音や動きを使って楽しみながら学べる点に強みあり

専用のタブレット端末を利用して音や動きを使った学習ができる「ジャストシステム」の幼児教育用教材。対象年齢は4歳の12月から6歳まで。

国語の基礎となる「ひらがな」「カタカナ」「ことば」、算数での理解力を助ける「かず」「とけい」「かたち」、タブレットならではのヒアリングとスピーキングにも重点を置いた「えいご」など、小学校に向けての基礎的な知識と学力を段階的に育てていくことができる。
書き取りの練習や問題への回答などをタッチペンで行い、自動丸つけ機能を搭載しており、子どもが1人で学習に取り組める点も嬉しい。その日の課題(ミッション)も子どもの理解度に合わせて自動で選択してくれる。学習の進捗は保護者用アプリで閲覧可能で、忙しい共働き家庭には特におすすめの幼児教育用教材。

すまいるぜみの幼児教育

対象年齢 講座名 料金(毎回払・税込) 届く教材(例)
4歳(12月から) 年少冬講座 月額3,960円
※別途専用タブレット代10,978円(税込)
※12ヶ月未満退会の場合は所定のタブレット追加代金が必要
  • ひらがな、ことば、かず、えいご、ちえ(思考力)、しぜん、かたち、せいかつ
5歳 年中コース
  • ひらがな、ことば、かず、とけい、かたち、えいご、ちえ、せいかつ、しぜん
6歳 年長コース、1ねんせい準備講座
  • ひらがな、カタカナ、とけい、せいかつ、しぜん、えいご、かたち、ことば、かず、ちえ

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Z会幼児コース

Z会幼児コース

イード・アワード2020通信教育 幼児の部で総合満足度 最優秀賞を受賞

通信教育の中でも難関校等をターゲットとしたハイレベルなカリキュラムが特徴の「Z会」が提供する幼児教育。対象年齢は4歳(年少)から6歳(年長)まで。

親子で取り組む体験型の教材と、子どもが自分で取り組むワーク教材の二種類の教材を通じて、「ことば」「数・形・論理」「表現・身体活動」「生活・自立」「自然・環境」の5つの領域にふれることを目標としている。保護者向けのサポート用教材も毎月発送。
親子での取り組みが重要となるため、子どもとの時間をある程度しっかりと確保できる家庭向けではあるが、幼児の興味を無理なく引き出し、今後の発展・成長につながる幼児教材だろう。

Z会幼児コースの幼児教育

対象年齢 講座名 料金(毎回払・税込) 届く教材(例)
4歳 幼児コース年少 月額2,200円
  • ぺあぜっと(体験型教材)
  • ぺあぜっとi(保護者向け情報誌)
  • かんがえるちからワーク(自習型ワーク教材)
  • いっしょにおでかけブック(絵本型教材)
  • かんがえるちからワーク デジタルプラス
5歳 幼児コース年中 月額2,640円
6歳 幼児コース年長 月額2,860円

Z会幼児コースのサイトに行く

幼児教育は親子で無理なく楽しめるものを

幼児教育は、就学期の義務教育とは異なり、学習指導要領のような指針も到達目標もありません。
小学生になるまでに、ひらがなや数字を身に付けて欲しい・・・といった保護者の方の希望は多くありますが、それらの知識は、小学校生活がはじまれば比較的早く覚えられる内容でもあります。
幼児期に身に付けたいのは、個別の知識よりも、保護者とのコミュケーションや自分自身の興味をつきつめていくことを通じて、学ぶ楽しさや自己肯定感を育んでいくことです。
今後のすべての学習の基礎となるものを子どもが持てるようにすることが、幼児教育の役割と言えるでしょう。

今回ご紹介した幼児教育のポイントや、おすすめの幼児教育教材も参考に、お子さんも保護者の方も両方が無理なく楽しめる幼児教育を選びましょう!

小学校の入学準備。勉強の習慣がつくおすすめのタブレットや通信教育は?人気教材を比較!

Author: 長尾 尚子
フリーランスライター。得意分野は、育児・教育、住宅ローン、保険、金融、エンタメetc.。子ども3人を育児中のママでもある。 【資格】消費生活アドバイザー、FP2級

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