認可保育園と認証保育園の違いとは?
保育園は子どもが一日の多くを過ごす大切な場所です。親が安心して仕事をするためにも、子どもが楽しく過ごすことができる保育園選びが欠かせません。まずはその予備知識として、施設型保育の代表である「認可保育園」と「認証保育園」の違いについて見ていきましょう。
認可保育園と認証保育園
認可保育園
認可保育園は、「国」の定めた基準(広さや設備、職員の人数、保育内容等)を満たしている施設です。運営は公立と私立に分けられます。公立の場合は園による違いが少なく、職員は公務員で、ベテランの保育士が多いことが特徴です。私立の場合は園長先生の保育方針によって大きな違いがあり、延長保育などのサービスが充実しているところが多い傾向にあります。認可保育園の保育料は、公立・私立共に世帯収入に応じて段階的に定められており、申し込みは各区市町村の役所窓口にて一括で行われます。募集人数を超えた入園希望者がいる場合には、提出書類等による入園審査があります。
認証保育園
認証保育園は、都市部の事情に合わせて、厳しい国の認可条件ではなく、東京都独自の基準を満たした施設です。以下のように「A型」「B型」のふたつのタイプに分けられます。認証保育園の保育料は8万円を上限として各施設によって設定されており、世帯の収入に応じての違いはありません。(※利用者への助成金を設けている自治体もあります。)申し込みは役所を通さずに、希望の認証保育園に行います。先着順で申し込みを受け付けている場合が多いので、気に入った認証保育園が見つかったら、早めに申し込みましょう。
認証保育園の種類
区分 | A型 | B型 |
---|---|---|
設置主体 | 民間事業者等 | 個人 |
対象児童 | 0~5歳 | 0~2歳 |
規模 | 20~120名 | 6~29名 |
屋外遊技場 | 設置(園庭もしくは付近の代替場所) | 規定なし |
認証保育園は東京都独自の基準に基づいて運営された保育園の名称です。認証保育園という名称は使用していませんが、その他の地方自治体でも独自に助成・監督する制度を設けているところが多数ありますので、東京以外にお住いの方は各自治体に問い合わせてみると良いでしょう。
Column
幼稚園+保育園一体型の認定こども園とは?
認定こども園
認定こども園は、幼稚園と保育園の一体型施設として、各都道府県知事が認定した施設です。親の就労に関わらず、預けることができるため、認可保育園や認証保育園と合わせて検討してみると良いでしょう。母体が保育園、幼稚園のどちらかにより、サービス内容が大きく異なる傾向にあります。保育園と比較すると保育時間が短いケースが多く、夏休みなどの長期休暇は休園している園もあるので、働くママの場合は年間のスケジュールを事前によく確認しておきましょう。
Reviews
- 口コミ
- 認可保育園と認証保育園両方とも利用しました。認証は少人数制でアットホームな雰囲気。持ち物の準備も楽なので、乳児の時期に利用して良かったです。認可は年中・年長クラスになっても人数が多く、小学校の前段階として集団生活を学ぶのに良いと思います。先生達はどちらも素敵な方ばかりでした。
- 口コミ
- 最初家の近くの保育園に入れなかったので、横浜保育室を利用しました。アットホームな雰囲気の保育室で非常に良かったです。 子供が行っていた横浜保育室では英語の授業もありましたよ!