幼児の家庭学習 おすすめの方法は?
はじめに
新型コロナウイルスの影響は今も色濃く残っており、気軽に外出できない状況が続いています。家の中にずっといると、親であれ、子どもであれストレスが溜まっていくもの。またずっと家にいると、何をして過ごせば良いのかと悩んで当然です。特に幼児期の子どもは、学校からの課題もなく、自主的に取り組める遊びも限られるため、有り余ったエネルギーをどう発散させれば良いのか困っているママも多いはず。
このような状況下で、大きな注目を集めているのが幼児の家庭学習です。
この機会にしっかり家庭学習に取り組めば、幼児期の思考力や学力を養うことができるだけではなく、日々の学習習慣が身につき、小学校の勉強をより有利にすすめていけるでしょう。
さらにもう1点。学習教材によっては、子どもが一人で集中して取り組んでくれるので、その間ママの自由時間を捻出できるという点も、家庭学習に取り組む大きなメリットです。
今回の「働くママプラス」の特集は、幼児の家庭学習に注目。タブレット教材、プリント、アプリの3つの家庭学習方法を比較し、おすすめの教材についても厳選しました。
コロナ禍における幼児の家庭での過ごし方に悩んでいる方や、幼児の家庭学習について詳しく知りたい、取り組んでみたいと考えている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
もくじ
幼児向けタブレット教材のメリットとデメリット
幼児向けタブレット教材は、専用のタブレット端末に幼児の家庭学習に適した教材が配信され、毎日のワークをこなすことで、学力アップや学習習慣を身につけることができる教材です。
それでは早速、幼児向けタブレット教材のメリットとデメリットをチェックしてみましょう。
幼児向けタブレット教材のメリット
幼児向けタブレット教材の最大のメリットは、「子どもが学習に一人で取り組める」という点でしょう。
幼児向けタブレット教材は、タブレットの電源を入れるだけで、その日に取り組むべき問題を自動的に提示してくれる教材がほとんど。丸つけも自動化されており、解説もタブレット教材ならではの強みを活かし、難しいところは動画で説明してくれるので、学習の準備や学習後のフォローアップに保護者の手間がかかりません。タブレット教材には、幼児が集中して学習に取り組める工夫が多数盛り込まれているため、保護者が横について教えなくても、子どもが自発的に学習することができます。子どもが学習している間、自分の時間を作ることができる点は、働くママ、パパにとっての大きなメリットと言えるでしょう。
その他にもタブレット教材には、子どもが楽しく学ぶための工夫が多数盛り込まれています。文字で物事を理解することがまだ難しい幼児期の子どもにとって、音声や絵が主体の問題や、ゲーム性のある問題は、集中力を切らさず取り組むことができ、学習を理解する大きな助けになります。五感を使い、楽しく学ぶことができる点も、タブレット教材を利用する大きなメリットと言えるでしょう。
幼児向けタブレット教材の多くは、幼児の家庭学習に特化した専用タブレットを採用しています。これらの専用タブレットには、インターネットの利用制限や、学習時間を制限する機能が付帯。子どもがタブレット学習に取り組む際、保護者としては気になる、学習以外のインターネットへのアクセスや、タブレット依存等を防止することができます。
幼児向けタブレット教材のデメリット
幼児向けタブレット教材には多くのメリットがありますが、デメリットもいくつか存在します。タブレット教材を正しく効果的に使うため、デメリットについてもしっかりとチェックしておきましょう。
タブレット教材のデメリットは、まず、他の学習方法と比較すると、やや料金が高くなる点。専用タブレットを利用するため、初期費用がかかる場合もあります。実際に入会する前に、初期費用と月額料金をしっかり確認しておきましょう。
また、幼児期のタブレット教材の利用に関しては、視力低下やタブレット依存が心配というケースも少なくありません。この点に関しては、教材の使用方法を工夫することで対策可能です。視力低下が心配という方はブルーライトをカットするフィルムを活用すると良いでしょう。タブレット依存に関しては、タブレット教材が持つ使用時間を制限できる機能を設定しておけば問題ないはずです。タブレット教材を選ぶ際は、使用時間の制限機能がついているかをチェックすると良いでしょう。
幼児向けタブレット教材のメリットデメリットまとめ
- メリット
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- 親が教えなくても子どもが学習に一人で取り組める
- 子どもの学習進捗管理が簡単にできる
- 音や絵、ゲーム性のある課題など、五感を使い楽しく学べる
- 機能制限のある専用タブレットで安心して学習できる
- デメリット
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- 費用がやや高い。初期費用が掛かる場合も
- 視力低下やタブレット依存の心配がある
すまいるぜみ
幼児向けタブレット教材の代表的なものに「イード・アワード子ども英語教材」未就学児部門において、2019年と2020年の2年連続総合満足度最優秀賞を獲得するなど、利用者及び第三者機関から高い評価を獲得している「すまいるぜみ」があります。
「すまいるぜみ」のコンテンツの特徴や、専用タブレットについてチェックしてみましょう。
すまいるぜみ
すまいるぜみは、4~6歳児を対象にした幼児向けタブレット教材。
すまいるぜみで学べるのは、ひらがな・カタカナの練習、言葉・文章理解など国語の基礎や、数の数え方や形の認識、時計の読み方など算数の基礎、リスニングや発音、単語等の英語の基礎に加え、小学校の生活科目に通じる「せいかつ」や「しぜん」、「ちえ」など、小学校入学までに学んでおきたい全10分野。なかでもすまいるぜみが特に力を入れている英語教科は、ネイティブの発音に触れながら、英語力の下地となる力を育てることができる。英語力の下地を育むことができる。また、自動丸付け機能を搭載し、問題解説もついているので、子ども一人でも楽しみながら学習を進めることができる点も、すまいるぜみの大きな魅力。
すまいるぜみのタブレットには、利用制限がかかっており、学習開始から30分を過ぎると、その日は新たな学習ができないように設定(※利用制限の時間は変更可能)。視力低下やタブレット依存が起こらないよう、配慮している。また、タブレット端末は、ノート大の大きな画面を採用し、独自の耐久テストをクリア。万が一故障や破損した場合も保証制度を用意しているので、安心して利用できる点も嬉しい。その他にもすまいるぜみのタブレットは、手をついて文字を書く事ができ、紙と鉛筆で学習する時と同じように「書く学び」を重視。このような細部へのこだわりが、利用者や第三者機関からの高い評価に繋がっている。
資料請求は無料で、約2週間の無料お試し期間も用意。万が一満足できなかった場合は全額返金保証も利用できるので、興味がある方は、一度試してみると良いだろう。
対象年齢 | 4~6歳(※年少12月から受講可能) |
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料金 | 月額3,278円~(税込)※別途、専用タブレット代10,978円 |
学習範囲 | ひらがな、カタカナ、ことば、えいご、ちえ、かず、とけい、かたち、せいかつ、しぜん |
- 2週間の無料お試し
期間を用意※万が一満足できなかった場合は全額返金保証 - 不必要な使い方を防止する学習専用のタブレット端末
- タブレットを起動するとその日の課題を提示
- 文字が読めない幼児のために、文章読み上げ機能を搭載
幼児向け学習プリントのメリットとデメリット
幼児向け学習プリントは、幼児知育プリントとも呼ばれています。
ただ一言でプリントと言っても内容は様々で、ひらがな・カタカナ、アルファベットの練習、数の数え方、時計の読み方はもちろん、パズル等で総合的に学習できるプリントやペーパークラフトや工作ができるプリントも。
学習プリントのチョイスと家庭での取り組み方次第で、学習の可能性を広げることができます。
幼児向け学習プリントのメリット
幼児向け学習プリントの大きなメリットは、「指先の器用さを養うことができる」点でしょう。鉛筆やクレヨンを用いて線や丸を描く、ハサミで紙を切る、のりで貼るなどの作業を通して、指先の器用さを養うことができます。
さらに、文字や数字の練習をすることで、正しい鉛筆の持ち方が身につきます。実際に紙に書く練習をすることで、運筆の練習を行うだけでなく、筆圧をつけることができるのも、紙の学習プリントならではのメリット。
また、幼児向け学習プリントは、書籍として書店でも販売していますが、一部Webサイトなどでも無料配布しています。
Webで配布されている幼児向け学習プリントの中には、大手学習塾や教材出版社とコラボして作成された学習プリント等、良質な無料教材も。これらの教材を自宅で印刷し、取り組むことができる点は、幼児向け学習プリントを利用するメリットと言えるでしょう。
幼児向け学習プリントのデメリット
幼児向け学習プリントは、自宅で簡単に取り組むことができる等、さまざまなメリットがある一方で、いくつかデメリットもあります。
最大のデメリットは、子ども一人だけでは取り組みづらいという点でしょう。プリントを用いて家庭学習を行うには、その日取り組むプリントを選び、印刷し、子供が解き終わった後の丸つけや、間違った点の解説、学習進捗の管理などを保護者自身が行う必要があります。日々の学習に取り組む上で保護者の負担が大きい点は、学習プリントを利用するデメリットと言えるでしょう。
さらに、子どもの集中力を持続させるのが難しい点も注意すべきポイントの1つです。幼児期の子どもが、一人でプリントを集中して解ききることは難しく、取り組む際に保護者の付き添いが必要になるケースも少なくありません。
また、ハサミやのり、クレヨン等を使用するプリントの場合は、後片付けが必要になります。
幼児向け学習プリントは、子どもが主体となって取り組める学習方法というよりは、保護者が寄り添って一緒に取り組む家庭学習と言えるでしょう。
幼児向け学習プリントのメリットデメリットまとめ
- メリット
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- 鉛筆やはさみ、のりを使いながら学習し、指先の器用さを養うことができる
- 正しい鉛筆の持ち方や筆圧を身につけることができる
- 無料配布されているプリントが多く、自宅で簡単に印刷できる
- デメリット
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- 子ども一人では取り組みづらく、集中力を持続させるのが難しい
- 保護者が丸つけや解説をする必要がある
- 後片付けが必要な場合も
ちびむすドリル幼児の学習素材館
幼児向け学習プリントを配布している代表的なサイトの1つが、「ちびむすドリル」です。
株式会社パディンハウスによって10年以上運営されており、幼児から小学生、中学生までのオリジナル学習プリントや、英語教材、動画教材等を幅広く配布・配信しています。
ちびむすドリル
出典:幼児教材・知育プリント|ちびむすドリル【幼児の学習素材館】
ちびむすドリルは、幼児〜中学生を対象に、学習プリント・知育教材プリントを無料配布している教材配布サイト。近年は「栄光ゼミナール」等の大手学習塾や、「Z会」、「受験研究社」といった学習教材大手とのコラボ教材も多数公開。無料にもかかわらず教材の内容や質、学習量が充実していると利用者からの評判も高い。
幼児向け学習プリントは、3歳以上を目安の対象年齢としており、ひらがな・カタカナ、数・数字、時計の読み方やアルファベット等の学習プリントをはじめ、間違い探し、迷路、なぞなぞ、クロスワードパズル、図形パズル等、多種多様なプリントを配布。ペーパークラフトや工作のプリントも用意されており、毎日飽きずに楽しんで学習できる。
ちなみに、ちびむすドリルは登録不要で利用することもできるが、登録無料の会員ページでは、学習プリントのダウンロード履歴を保存できるほか、取り組んだプリントの得点管理ができる「会員マイページ」機能も利用できる。子どもが取り組んだプリントを記録し、継続的な学習に役立てることができるのは嬉しい。
対象年齢 | 幼児(3歳)~中学生 |
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料金 | 無料 |
学習範囲 | ひらがな・カタカナ、数・数字、点つなぎ、アルファベット、間違い探し、迷路、時計の読み方、なぞなぞ、文字・言葉、クロスワードパズル、点描写・図形パズル 等多数 |
- 幼児から中学生まで、様々な学習プリントを無料配布
- 栄光ゼミナール、Z会、受験研究者とのコラボ教材も
幼児向け学習アプリのメリットとデメリット
幼児向け学習アプリは、スマホやタブレットなど、家庭で所有している手持ちの端末にダウンロードすることで利用できる幼児を対象にした学習教材の総称です。
電子機器を利用して学習する、という点はタブレット教材と共通していますが、そのメリットやデメリットは多少異なります。幼児向け学習アプリのメリットとデメリットをチェックしてみましょう。
幼児向け学習アプリのメリット
幼児向け学習アプリの最も大きなメリットは、「手持ちのスマホやタブレット端末にアプリをダウンロードして学べる」点でしょう。すでに保有している端末にダウンロードする場合は、新たに機器を購入する必要がないため、手軽に家庭学習をスタートすることができます。
また、タブレット教材と同様、五感を通して楽しく学ぶことができるのも幼児向け学習アプリのメリットの一つ。音や絵、ゲーム性のある課題などを通して、子どもが楽しく学び、理解することができるため、学習の継続にもつながります。
幼児向け学習アプリのなかには子どもが一人で取り組める工夫を盛り込んだアプリも。アプリ起動時から自動でその日にやるべき問題に誘導してくれる学習アプリであれば、保護者が問題の選択や設定を行う必要はありません。
アプリによっては、保護者がつきっきりにならなくても良い点も、幼児向け学習アプリのメリットと言えるでしょう。
幼児向け学習アプリのデメリット
幼児向け学習アプリには多くのメリットがある一方で、手持ちの端末を利用することで起こるデメリットも少なくありません。
幼児向け学習アプリを利用する前に、デメリットについてもしっかりとチェックしておきましょう。
幼児向け学習アプリの最大のデメリットは、学習アプリ以外の機能を子どもが使ってしまう可能性がある点でしょう。端末操作に慣れてくると、保護者が目を離した隙に、YouTubeやインターネット、他のアプリの起動など、スマホやタブレットが持つ様々な機能で遊んでしまうケースも。
またスマホの小さな画面で長時間学習すると、目に大きな負担がかかる可能性があります。タブレット端末を利用する場合も、長時間の学習には注意が必要です。目の負担を軽減するための対策としては、ブルーライトカットフィルムの活用がおすすめです。スマホやタブレット依存に関しては、保護者が使用時間を決める、または使用時間を制限できる機能があるアプリを利用する等の対策を行うと良いでしょう。
幼児向け学習アプリは、利用する端末が学習専用ではないため、子どもが完全に一人で学習できるとは限らないというデメリットも。アプリの起動や、端末の利用制限の設定などに手間がかかる他、子どもが他の機能を使ってしまわないか見守っておく必要があります。
幼児向け学習アプリのメリットデメリットまとめ
- メリット
-
- 手持ちのスマホ・タブレット端末にダウンロードでき、初期費用がかからない
- 子どもの学習進捗管理が簡単にできる
- 音や絵、ゲーム性のある課題など、五感を使い楽しく学べる
- デメリット
-
- 学習アプリ以外の機能を子どもが使ってしまうおそれがある
- 視力低下やスマホ・タブレット依存の心配がある
- 子どもが完全に一人で取り組めるとは限らない
Think!Think!シンクシンク
幼児向け学習アプリの代表的な教材には、世界最大のオンライン算数大会「世界算数」へ問題提供している「ワンダーラボ株式会社」が開発・運営する「Think!Think!(シンクシンク)」があります。
「Think!Think!(シンクシンク)」の特徴や、学べる内容をチェックしましょう。
Think!Think!
出典:シンクシンク|思考力を伸ばすアプリ教材 図形やパズルで楽しく学ぶ! [Think!Think!]
シンクシンクは、パズルや迷路、図形などを用いて思考センスを身につける幼児向け学習アプリ。
立体の背後にできる影の形を考える問題や、立体の展開図・断面図を考える問題、写真を手掛かりに推理するパズル問題、迷路脱出問題など、幼児でも楽しく取り組める思考問題を出題。「空間認識」「平面認識」「試行錯誤」「論理」「数的処理」の5つの思考センスを身につけることができる。
シンクシンクでは、タブレットでの学習のしすぎを避けるため、問題に取り組む時間や回数を制限。1回3分の問題を1日3回まで取り組むことができ、合計で約10分の利用制限を設定している。
ちなみに、シンクシンクが提供するコースは、無料コース、月300円のスタンダードコース、月980円のプレミアムコースの3種類。無料コースでは、1日1回3分まで利用でき、シンクシンクの中でもルールがシンプルな問題に取り組める。
対象年齢 | 4歳~10歳 |
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料金 | 無料コース、月300円コース、月980円コースを用意 |
学習範囲 | 思考力(空間認識、平面認識、試行錯誤、論理、数的処理) |
- 良質な問題を15,000問以上収録
- 1日10分の回数制限で
集中力を養う - 子どもの思考力を育む問題が充実
人気の幼児向けタブレット教材、学習プリント、アプリを比較!編集部のおすすめは?
幼児の家庭学習として、タブレット教材、学習プリント、学習アプリのメリットとデメリットについてご紹介しましたが、最終的にどの学習方法が良いのかわからない、どれを利用しようか迷っているという方も多いはず。
そこで、それぞれの項目で取り上げたすまいるぜみ、ちびむすドリル、シンクシンクを例に、「料金」「学習内容」「ママの時間捻出」「自動採点・学習管理」「目への負担・目的外利用」 の5項目を比較しました。
すまいるぜみ | ちびむすドリル | シンクシンク | |
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公式サイトへ | 公式サイトへ | 公式サイトへ | |
タブレット教材 Check! | 学習プリント Check! | 学習アプリ Check! | |
学習内容 | |||
ママの時間捻出 | |||
自動採点・学習管理 | |||
目への負担・利用 | |||
料金 |
月額3,278円(税込)~ +専用タブレット端末10,978円 2週間の無料体験&全額返金保証あり |
無料 | 無料コース、月300円コース、月980円コースを用意 |
※上記の比較表は働くママプラス編集部が学習内容(学習できる範囲)、ママがどの程度自分の自由になる時間を捻出できるか、自己採点機能、学習管理機能の充実度、目への優しさ及び月額料金を評価したものです。 参考資料としてご活用ください。
無料で試すなら「ちびむすドリル」、アプリ・タブレット教材は無料体験の活用を
料金については、無料でダウンロードし、印刷できる「ちびむすドリル」に優位性があります。学習アプリの「シンクシンク」も無料コースが用意されていますが、無料コースでは、1日1回3分までと利用時間が限定されています。
タブレット教材の「すまいるぜみ」は、月額3,278円(税込)と専用のタブレット端末の費用がかかりますが、2週間無料体験を提供しており、満足できなかった場合は全額返金保証を利用できるので、実質的には全てのサービスを無料で使ってみることができます。
学習内容の充実度は「すまいるぜみ」が圧倒的
学習内容の充実度は、「すまいるぜみ」に圧倒的な優位性があります。ひらがな・カタカナや数の数え方、形の認識、時計の読み方等の国語や算数の基礎に加え、集団生活でのマナーや常識を身につける講座や、小学校の理科にもつながる自然科学を学べる講座も。また、ネイティブの英語音声を通してリスニングや発音、単語等の英語の基礎を身につけることができる英語の講座も充実しています。
「ちびむすドリル」もまた、幅広い分野の学習プリントを用意していますが、保護者が学習するプリントを全て選び、管理する必要がある点には注意が必要です。
学習アプリは、自動で問題を出題する機能を備えていますが、その一方で学習できる範囲が狭いという側面も。今回例に挙げた学習アプリ「シンクシンク」は、思考力を身につける問題が主となっており、英語や国語の問題は出題されません。
スマイルゼミ 年中コース ひらがななぞり書き
スマイルゼミ 1ねんせい準備講座(年長) ちえ
タブレット教材なら子どもが一人で取り組める!
子どもが一人で取り組むことができ、ママの自由時間を捻出することができるという点でも、学習専用端末を利用するタブレット教材に優位性があります。専業主婦でも共働き家庭でも、幼児を抱える親が自分の時間を捻出するのは本当に大変です。たとえ1日数十分だとしても、家庭学習に自分で楽しみながら取り組んでくれて、その時間が自由になるとしたら、それだけでもタブレット教材で学習する価値があると言えるでしょう。
今回の特集の中でも取り上げた「すまいるぜみ」は、「イード・アワード子ども英語教材」未就学児部門において、2019年と2020年の2年連続総合満足度最優秀賞で獲得するなど、高い評価を獲得しています。幼児の家庭学習の方法に、タブレット教材を選ぶのであれば、現時点で最も有力な選択肢と言って良いでしょう。
すまいるぜみ
対象年齢 | 4~6歳(※年少12月から受講可能) |
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料金 |
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タブレット代 |
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教科(コンテンツ) | ひらがな・カタカナ、かず、かたち、とけい、えいご、ちえ、せいかつ ※年少冬講座(12月~3月まで)は、ひらがな・ことば・かず・かたち・えいご・ちえ・せいかつ・しぜんの8項目 |
すまいるぜみは、ジャストシステムが提供する4~6歳児を対象にした幼児向けタブレット教材。
ひらがな・カタカナの練習や、言葉・文章理解などの国語の基礎や、数の数え方や形の認識、時計の読み方等の算数の基礎、英語の発音や単語を学習する英語の基礎、小学校の生活科目に通じる「せいかつ」や「しぜん」、思考力を育てる「ちえ」など、小学校入学までに学んでおきたい全10分野を収録している。また、英語の学習を強化したい場合は、月額680円(税抜)の「英語プレミアム」を追加可能。ネイティブの発音に触れながら、英語力の下地となる力を育てることができると利用者からも高い評価を獲得している。
すまいるぜみの専用タブレットは、30分までの学習利用制限や、ノート大の大きな画面の採用、独自の耐久テストをクリアしたタフな設計などの工夫により、幼児でも安心して利用できる。タブレットの故障・破損を保証する「タブレットあんしんサポート」にも加入でき、年額3,600円(税抜)で、サポート期間中1回まで6,000円(税抜)でタブレット修理交換が可能な点も嬉しい。(※タブレット通常価格 39,800円)
ちなみに、実際にすまいるぜみに入会してみたものの、教材の内容に満足できなかった場合は、所定の期間内に退会すると、退会にかかる費用の全額返金保障を利用することもできる。
すまいるぜみは、幼児の家庭学習に最適なタブレット教材を探している保護者の方であれば、一度は試してみる価値があるタブレット教材だろう。
まとめ
新型コロナウイルスの影響で、気軽に外出できない状況が続くなか、幼児の家庭学習への注目が高まっています。
この機会に上手く家庭学習に取り組めば、幼児期の思考力や学力を養うことができるほか、学習教材によっては、子どもが学習に取り組む間、ママの自由時間を捻出できるという点も、家庭学習の大きなメリット。
今回ご紹介したタブレット教材、学習プリント、学習アプリそれぞれの特徴や、メリットやデメリットも参考に、お子さんの家庭学習に最適な方法を見つけ、コロナ禍のおうち時間を充実させましょう!
Written By 西山 沙輝